アップリカのベビーカーで重大事故多発

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44名無しの心子知らず
欠陥ベビーカー、6人が重軽傷 国「メーカーが事故隠し」


経済産業省は、「アップリカ・チルドレンズプロダクツ」(大阪市)のベビーカ
ーの欠陥が原因で、乳児6人がけがをしたと発表した。うち1人は顔を強く打っ
て重傷。経産省は、同社が最初の事故が起きた昨年3月以降、事故を隠して再発
防止を怠ったと判断。国への事故の報告態勢の改善を求めた。

同社は7日、重傷事故を起こした「超軽量ふわっとベッド ワイドアイtoアイ
」など、03年11月〜昨年3月に製造した12シリーズ計59万台余を対象に
、リコール(交換用部品の無償配布)を始めると発表した。

経産省によると、リコール対象のベビーカーは、背もたれや座面などを支えるハ
ンドルサポート部のネジの締め付けが緩く、使用中にネジが外れて座面が大きく
傾く恐れがあるという。このため、昨年3月から先月までに東京や千葉、佐賀な
どで6件の転倒・転落事故が発生。昨年12月には群馬でベビーカーがバランス
を崩して転び、1歳の女児が神経損傷の重傷を負った。残りの5件でも、乗って
いた乳児が頭や顔、ひざなどに軽いけがをした。

同社に対しては、問題の製品の出荷を始めた03年から、「ネジが外れる」とい
ったクレームがこれまでに約9200件寄せられていた。昨年3月に最初の事故
が起きてようやくネジの締め付けを改良したが、世間に公表せず、5件の軽傷事
故については7日になって経産省に報告してきたという。

これに対し同社は「事故隠しと言われても致し方ない」とコメントしている。