私と妹が家を出て、父が死ぬ頃、母は若年性認知症に。
実家は無人のままお化け屋敷のようになってる。
母が認知症になった頃、母の姉達が拝み屋さん(土着信仰の
巫女さんみたいな人。特定の宗教に依存してる訳じゃないし、
相談に行ったり拝んでもらっても法外な金額を要求されるでもない)
に、母の事からうちの実家の事から、母を連れて見てもらいに
行ったそう。
叔母達の話では、「この人(母)も、この人に関わるものも、とんでもなく
暗く重いものがのし掛かっている。それがあまりに凝り固まりすぎていて、
私(拝み屋さん)が拝んでもとても無理」と言われたそう。
オカルトに傾いた話なんで、信じるか信じないかは自由。
ただ、私は実家には近寄りたくない。
幼少時の記憶や家の廃れ具合をさっ引いても、あの暗く冷えたような、
生命力を吸い取られて悪い考えに乗っ取られそうな得も言われぬ
空気が怖すぎる。
他に行く場所がなかったとは言え、よくあの家で18年も暮らしたもんだ、と。
以上。