長男が両親殺し放火か 東京・杉並3人死亡火災
東京都杉並区阿佐谷南、海洋学者河井智康さん(70)宅の火災で、警視庁捜査1課と杉並署は30日午後、死亡した3人のうち2人は河井さんと妻の由美子さん(65)と特定。2人の遺体には刃物で刺された上、鈍器で殴られた傷があることが分かった。
残る1遺体は長男(33)とみられ、遺体のそばにはサバイバルナイフと木製バットがあり、油をまいた跡もあった。
外部から侵入した形跡はなく、捜査1課は長男が両親を殺害した後、焼身自殺したとみて捜査。容疑が固まれば、容疑者死亡のまま殺人と放火容疑で書類送検する方針。
調べでは、河井さん夫妻の死因は、いずれも胸や背中など数カ所を刺されたことによる失血死の疑い。頭部には挫傷があった。夫妻の部屋で布団の上にパジャマ姿で倒れており、就寝中に襲われたとみられる。
(共同通信) - 5月30日21時38分更新
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