都内の総合病院で泌尿器科医をしている原澤俊哉(四一)医師によると
「確かに、ここ十年で急増している印象があります。以前は年齢に関係なく患者さんが分布していましたが、
最近は若年層、特にサッカーをしているお子さんに集中しているようです」。
今年度の分科大会でも、サッカー、バスケットボール、バレーボールなど、
何らかのスポーツをしている若年層に症状が集中していることが報告されている。
なぜ、若年層のスポーツ少年で急増しているのか。原澤医師によると、原因はほぼ判明しているという。
「スポーツの練習中や試合中、その直後に症状を発症して運ばれてくる少年が大半ですが、
どの患者さんも、スポーツウェアの下にトランクスをつけています。
分科大会では昨年に始めて話題に挙がりましたが、私の場合はかなり以前から、
トランクスをつけてスポーツをする少年に睾丸捻転が多いということは認識していました」。
原因はトランクスにあるようだ。
「トランクスを履いて激しい運動をすると、精巣は自由に動くことができる状態です。
精巣は体の動きとは反対方向の上下方向の振動を起こし、
精索(精巣をぶら下げている組織)に強い負担がかかります。
また、ももと精巣がぶつかり合う確率も高くなります。
これらの要因で、睾丸捻転が発症する確率が高くなることが予想されます」。
373 :
名無しの心子知らず:03/09/11 09:49 ID:0YgJFand
いわゆる「ぶらぶら」した状態で激しいスポーツをすることが問題らしい。
早稲田大学人間科学部の井上護教授にお話をうかがった。
「以前は、スポーツをするときは、ウェアの下にサポーターやブリーフを着用することが常識でした。
今でもその常識は変わっていないのですが、最近の男の子の間でのトランクスの浸透に伴って、
普段着の下着と、スポーツをするときの下着の区別がつかない男の子が増えているようです」。
「子どものスポーツを監督する立場の方ならもちろんですが、スポーツをするお子さんをお持ちの親御さんにも、
当然知っておいてほしいスポーツの知識ですね」。
「機能性を求めることと、ファッション性は異なるものです。
もっとも、最近はボクサーブリーフという機能性とファッション性を兼ね備えたものもありますが」(井上教授)
「一度、睾丸捻転を発症するとくせになりやすく、何度も再発させる子どもが多い」(原澤医師)。
「精巣の切除までいかずとも、将来の生殖能力になんらかの影響を与えることは必至ですので、親御さんは注意が必要です」 (同)。
最近は、サポーターやブリーフのように、激しい運動をしてもだいじょうぶなボクサーブリーフも多く販売されており、
子どもがサポーターなどを嫌がるようであれば、これらがお奨めだという。
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名無しの心子知らず:03/09/11 09:53 ID:0YgJFand
スポーツしてる子どもにはブリーフはかせろってよー。
でも、ブリーフじゃイヤだろうからボクサーブリーフにしろってさ。