イギリス食品基準局が、妊婦や授乳中の母親がマグロを
摂取しすぎると胎児や乳児の神経系の発達に悪影響を及ぼ
すと警告した。以前に米国食品薬品局(FDA)でも胎児の脳
の発達に危険があると問題になっており、香港の調査では
マグロやフカヒレの食べ過ぎで不妊症になるリスクがあると
の結果が報告されている。
原因は海中食物連鎖のトップグループに位置するマグロに
高濃度の水銀が蓄積されているためである。現状では妊婦
や授乳中の母親以外は特に問題ではないようだが、マグロ消費
大国日本では影響が大きすぎるせいか何の警告もなされていな
い。1970年代のマグロ水銀パニックを恐れてか、マグロだけには
水銀濃度の規制もなく、事実上未検査で市場に出回っているから
だ。官が何でも規制することには問題があるが、国民の食の安全
を 守ることを怠ってはいけない。
http://www.itdc-patent.com/topix_news/2_21.htm