【乳児湿疹との付き合い方】
1汗やよだれ・食物・便・尿・ミルク等が皮膚に付着したら、
すぐに洗い流すかやさしく拭き取る。ゴシゴシこすり落とさない。
2口周りを拭くガーゼは念入りに洗濯し、常に清潔な物を使う。
離乳食の後は口の周りや手指を水で洗い流す。
3子供も母親も爪をこまめに切り、手指の清潔を保つ。
外出から帰ったら、手を洗う。ミトンは使わない。
4子供の肌着は木綿推奨。ゆったりとした着心地のものを着せる。
母親はウールなどチクチクする素材を着ない。
5オムツはこまめに取り替える。オムツのサイズは合っているか
常に確認する。座浴などで汚れを洗い落とすか、よく湿らせた
脱脂綿で 洗うようにぬぐう。オムツを閉じる前にお尻をよく乾かす。
6ヨダレの多い子供の場合、スタイや肌着が濡れたらすぐに取り替える。
7子供の枕カバー・シーツ等体に触れるものをこまめに取り替える。
8掃除をマメに行う。オモチャもきれいにしましょう。
9熱いお風呂には入れない。石鹸を使った方が良いかどうか・
入浴の頻度は 親が加減する。浴用石鹸を使う。
10乳児に塗る薬やスキンケア剤等は医師の指示に従い、症状が改善されたら
再診を受け、処方された薬の変更や中止について指示を受ける。
【上手な医師のかかり方】
1いつから、どこに、どのように症状が出ているのか、
事前に紙に書いておき、医師に伝える。
子供が痒がる・痒くて不機嫌・眠れない・ぐずるなど
子供の機嫌も書いておきましょう。
2心配な事・質問・今まで使った薬・普段使っているスキンケア剤や
沐浴剤などがあれば書いておきましょう。
3薬による副作用やアレルギー・既往症があれば、医師に必ず
伝えなければいけません。
親にアレルギー症状があれば、それも伝えましょう。
4薬について即効性を求めたり、薬品名を指定するのは止めて下さい。
ステロイドに抵抗のある方は医師に伝えて下さい。
5処方される薬の成分・副作用について質問しましょう。
投与の仕方、症状が治まったら中止してよいのか、
逆に悪化した場合はどうしたらよいのかなど、考えられる質問を
あらかじめ、紙に書いておきましょう。
医師は病気について患者に説明する義務がありますが、キチンと
説明してくれる人ばかりではありません。親の方から質問をして、
医師に説明「させる」ようにしましょう。
別に恋人にする訳ではありませんから、医師にはガンガン
質問しましょう。嫌われたってへいちゃらです。
でも喧嘩腰はいけません。
湿疹は治るのに時間がかかります。
治療中にやたらと病院を変えるのは感心しません。
ただし、真剣に聞いてくれない・質問すると怒られる場合は
違う病院を探して見ましょう。