同居女性の長男を暴行して死なせたとして、傷害致死罪に問われた北海道
苫小牧市船見町、風俗店従業員大沢和也被告(33)に、札幌地裁室蘭支部
(斉木利夫裁判長)は24日、「しつけに名を借りた、感情の赴くままの残酷な
児童虐待」として懲役5年6月(求刑懲役6年)の判決を言い渡した。
判決によると、大沢被告は昨年12月24日午後6時半ごろ、自宅アパートに
帰宅した際、1人で留守番をしていた同居女性の長男国枝航也ちゃん=当時
(5)=が、冷蔵庫の食べ物を勝手に食べていたことから、「しつけ」と称して頭
部を何度も殴るなど暴行し、脳挫傷などで死亡させた。
大沢被告は、普段から暴力を振るい、事件の約1週間前から、航也ちゃんに
食事を与えていなかった。斉木裁判長は、「(航也ちゃんは)クリスマスイブの
夜にいわれなき暴行を受け、助けを求める余地もないまま、短い生涯を閉じた」
と厳しく指摘した。(ZAKZAK/全文)
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