あるちばでうまれたははおやのいちにち

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408名無しの心子知らず
4かげつのむすこ ちょっとおそいおひるねちゅう
こんなときはいつもむすこのねがおにあやまってしまう

むすこはせんてんせいのしんぞうびょう おいしゃさまは
「おかあさんのせいじゃないですよ」なんていってくれてるけど
じつは おもいっきりうしろめたいできごとがあった

それはむすこをにんしんして9かげつのとき どうしてもたからづかのぶたいがみたくて
ひがえりでたからづかまでみにいった えりざべーとというえんもくだった
わたしがすきなじぇんぬさんは 「せんか」といって いつどこのくみの
こうえんにでるかわからない でるときにみないといつみられるかわからないひと
だから どうしてもみたかった いまおもえば どうしておなかのむすこのこと
かんがえて じしゅくできなかったんだろう ばかなかあちゃんだ

むりないどうをしたから むすこのしんぞうにわるかったんじゃないかといつもこうかい

ごめんよ かあちゃんが じぶんのたのしみがまんしたらよかったね と なんどもあやまる

むすこすやすや かあちゃんのなみだが むすこのほっぺにぽとりとおちた

まだ むすこすやすや 

こんなしずかなときには じせきのねんにかられてしまう
あるかながわにすむははのいちにちは ゆっくりとすぎていく