レイプ被害を考える 被害者なのに貞操が問われるなんて。
1987年ホテトル嬢が池袋のホテルで客の男性を刺殺したというもの。
男はホテトル嬢を殴りつけナイフで彼女の手を刺しそれを顔に近づけて静かにしないと殺すぞと脅しました。
そして浴衣の帯やガムテープで縛り1時間20分にわたって屈辱的な行為を強要し撮影。
男が視線をそらしたすき彼女はナイフで男を刺しました。乱闘の末、男は多数の刺し傷を負って死亡。
正当防衛を主張したが過剰防衛と認定され懲役2年執行猶予3年の判決。
検察官はこう主張します。「被告人は売春を業としており被告人の抵抗感は通常の女性が行為を受けた場合とは質的にまったく異なるものである」
つまりナイフで切られ縛りあげられ身の危険を感じるような暴行を受けたときも貞淑な女とそうでない女では感じる恐怖心も違うというわけです。
この事件は職業が問われ貞操が問われ、落ち度が問われる強姦事件と根は同じでしょう。
そして売春をしていたことが彼女の落ち度なら買春をした男性の落ち度には言及しないんでしょうか。
http://www.cafeglobe.com/lifestyle/sexuality/020327.html