これでてないのか?
感情を露にして泣いたり、喚いたりすることがないので、世間では『大人しくて良い子』と思われています。
大人になると、自分の感情を適切にコントロールすることが出来ず、対人関係がうまく作れないという心の問題が表面化します。
社会生活の中でトラブルを起こしやすくなったり、孤立してしまったりして挫折体験をしやすくなります。
多くが本当に信頼できる恋人や友人がなかなか作れずに、先が見えない不安や恐れを感じています。
また、両親から無条件の愛情を受けた経験が無いために、相手を信頼して深い愛情を注ぐという事が上手くできないといった事もあります。
過大な期待をかけられて、両親の期待に沿う事だけを目的に人生を歩んできて
自分らしい人生を送ったり、自分の考えを主張する事が出来なかったという事に行き当たり
今でもそのトラウマが現在の自分の心や生活に障害を与えていると感じます。
こういった『内面的な傷ついた子どもの心の部分』を『インナーチャイルド』と呼ぶ事がありますが、
回復していくためには、この傷ついたインナーチャイルドを安心させ、癒してあげる事が非常に役立つとされます。
これは精神分析療法にも通じる考え方で、『自分の幼少期の心的外傷(トラウマ)を思い出して、それを受け入れ克服すること』を意味しているのです。
アダルトチルドレンの人たちに共通する心理として、自己否定感からくる自己評価の低さ、漠然とした憂鬱感、
何をしてもうまくいかないという無力感や絶望感、そして、他人を信用できず、適切な対人関係を持つ事がなかなか出来ないという問題があります。
そういった心理的な問題から多くの自己否定的・自罰的な精神疾患を発症する可能性もあるので、
アダルトチルドレンの苦しみを早い段階で解決する為のカウンセリングが必要になってくるのです。
ttp://www5f.biglobe.ne.jp/~mind/griffin/life14.html