SKNET MonsterTV HDUS Part10
仰天!?ビーキャス社の地デジコピーフリー受信機新対策
改造で地デジのコピーコントロールを無視できる地デジ受信機が7月末から
大流行している。これは、本当はできないコピーコントロールの無視を
PCのドライバを書き換えて実現するというもの。この受信機を作った
メーカーは出荷をもう中止しているが、流通在庫がふんだんにあり、多くの
販売店が回収に応じなかったため、いまでも品薄だが入手可能となっている。
その状況に怒り心頭なのが、コンテンツを保護するビーキャス社。ビーキャス
社は地デジ放送の著作権を守るために業界が集まって作った民間企業で、
放送のコンテンツ保護を1社独占で行っている。なので、ここに睨まれたら
もう地デジの受信機は販売できない仕組みになっているのだ。
コピーフリー地デジ受信機の登場に、ビーキャス社はそのメーカーの製品を
すべて受信できなくするという思い切ったコピー対策に乗り出すようだ。
ビーキャス社が配布しているビーキャスカードにはそれぞれIDが付加されて
いて、これで制限すればいいような話だが、実はこのID視聴の制限には
使えない仕組みになっている。これに困ったビーキャス社と放送会社は、
来年8月までかけて地デジ受信機の内部ソフトウェアを順次更新していって、
来年8月から新しいソフトウェアでないと地デジが視聴できなくなるすると
いう、思い切った対策を打ち出してきた。地デジ受信機には内部ソフトウェア
を放送波から自動で更新する機能を持つものが多く、ほとんどの場合視聴者は
何もする必要はない。ところがこの機能を持たないものは、販売メーカの
責任で回収して内部ソフトウェアを書き換えなければならないことになり、
一部のメーカーは猛反発している。
さて、ビーキャス社のコピーフリー地デジ受信機の締め出し対策。果たして
うまくいくのだろうか?筆者としては、他のデジタル化した国のように、
コピーフリーにして私的利用には制限をなくすのが正しい姿だと思えるの
だが!?コピーフリーにできることが判明したとたん大ヒットする現実を
少しは考えていただきたいものだ。