Windows Media 9 Series その19

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9名無しさん@編集中
■強制スレッド数
エンコード時のスレッド分割数を指定する。
マルチプロセッサ機などでエンコードする際に効果的。
スレッド分割すると若干の画質低下が起こりうる。

名:Force Num Threads
型:REG_DWORD
値:1,2,4

■Bフレーム数
双方向予想フレーム(Bフレーム)の数を指定する。
デフォルトではBフレームは使用せず、IフレームとPフレームだけを使用する。
Iフレームはフルエンコードされ、
Pフレームは先行するI,Pフレームとの差分をエンコードする。
Bフレームは前後のI,Pフレームとの差分を予測してエンコードする。
Bフレームを使用する第一のメリットは、
フレームで起こったエラーが後続のフレームに伝播しないことである。
指定した数だけ、I,Pフレームのペアの間にBフレームが挿入される。
例えば、Bフレーム指定なしが IPPPPPPPPPPI で、指定2が IBBPBBPBBI である。
Bフレームを挿入すると、Iフレーム間におけるP,Bフレームの数が変わり、
設定したキーフレーム間隔を超過する可能性があることに注意する。

Windows Media Format SDK の出力オブジェクトでは codec は
各サンプルを即時エンコードする。
その結果、この出力オブジェクトを使用するソフトウェア
(WMEやWMPも含まれる)ではBフレーム設定は正しく動作しない。
Bフレーム数ぶんだけデータユニット拡張がずれてエンコードされる。

名:NumBFrames
型:REG_DWORD
値:0〜7