>>89 これはTMPGEncが生まれた当時の状況を反映した結果です。
当時、まともに使えるDV-CodecはCanopusDVだけであり、
CanopusDVはRGB展開するときにストレート変換を行います。
ところがYUV系Codecは一般的に
エンコードする時はYC圧縮をおこない、
デコードする時はYC伸張するものです。
そこでRGB内部処理のTMPGEncでは、
YUV系Codecに倣ってYC伸張済みRGB入力を基本とした設計がなされました。
最終的にはMPEGにするわけですから、
ファイル出力時にYC圧縮してYUVに変換するわけです。
ところがCanopusDVをソースにした場合これでは困るわけです。
そこで"Basic YCbCr〜"のオプションが作られたわけです。
これをonにすることによりストレートRGBでも不具合なくエンコードできるわけです。
「DVはCCIR60で記録されてるから、Basic YCbCrで出力した方がいい場合がある」
というのを説明しますと、
「DVCodecはBT.601に規定された変換であるストレートRGBしか
吐き出さないものがあるため、その場合はCodecの変換に頼らず
YUV系Codecでは一般的なのBasic YCbCr処理により伸張したほうがいい場合がある。」
となります。
質問のDVDレコに関してですが、
勿論DVデッキ同様BT.601規定のYUVで記録されてるわけですが
ここで問題になるのはRGBへの変換式であって
データソースがBT.601であるかどうかは関係ありません。
デコードするときに伸張させてるかどうかが重要です。
つまり ”何を使って””どんな設定で””TMPGEncに読み込ませているのか?”
によって回答は変わります。