メーカーは、いかに自身が画質にこだわっているかを消費者に訴えてきた。
ほんのわずかな色の差を言い立て、動画の鮮明さをアピールし、解像度を誇った。
だが、人が並べて見てもにわかには判別できないような画質の差を追求する技術者たちが、
丸い月や自動車の車輪が楕円にしか写らない画面をどうして許せるのだろうか。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070724/136583/ そのとき味わったのは、ちょっとした不幸感である。ほんのちょっとした。
でもこれが積み重なって不信感を生み、
それが膨張して理系離れを促進し、技術者から活力を奪い、技術開発を停滞させ、やがて日本は…。