【Laser】レーザーテレビ Part3【TV】

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223名無しさん┃】【┃Dolby
ソニー株式会社は、デジタルシネマ用などの大型プロジェクター向けに、赤・緑・青3原色(RGB)の
合計で21W(5,000ルーメン相当)という高出力レーザーを、業界最小クラスとなる530ccの小型
パッケージに一体化した、RGBレーザー光源モジュールを開発しました。

今回開発したRGBレーザー光源モジュールは、赤と青には半導体レーザーを、緑には小型・高出力な
固体SHGレーザーを用いており、赤と緑は自社開発したレーザーを採用しています。3色のレーザーは
それぞれ、赤10W・緑6W・青5Wの合計21Wという高出力であると同時に、15〜22%(3色平均で18%)
という可視域の高出力レーザーとしては高いエネルギー変換効率を達成しています。この高いエネル
ギー変換効率により、モジュール自体の低消費電力化もあわせて実現しました。

この光源モジュールの用途として、明るさ1,000ルーメン程度のホームシアター用などのプロジェクターの
光源に使用できるほか、3色の光線がそれぞれ平行光で出力するように設計されているので、複数モジュ
ールを積み重ねることができ、明るさ10,000ルーメン以上の大型プロジェクターや、さらにはデジタルシネ
マ用の大型プロジェクター用への応用も可能です。光源として現在使われているキセノンランプに替えて
このモジュールを使った場合、レーザーの特性を生かして次のような特長を得ることが出来ます。
【本モジュールを使用した場合の、プロジェクターとしての特長】
 (1)高輝度化(複数モジュールを積み重ねることで実現)
 (2)光源の長寿命化 
 (3)低消費電力 
 (4)高コントラスト・広色域 
 (5)プリズムなどの光学部品の小型化

可視域の高出力レーザーとしては高いエネルギー変換効率を達成しています。これにより、
110W(5,000ルーメン時)という低消費電力化を実現しました。さらに、高効率による発熱低減に伴い、
レーザーに必要な冷却用部品の小型・簡略化が可能になります。