液晶テレビ倍速化、その効果のほどは?
60Hzを120Hzにするにはコマの間に1コマづつ存在しない像を創り出さなければならない。
しかしちょっと考えればわかるだろうがこれはものすごく大変な処理だ。
よく見るとどの製品も細かくは振る舞いが違うのだがあからさまな破綻はまばらにしか見えない。
実はうまく動き検出できないと判断した場合その部分の中間フレーム生成をキャンセルして同じ像を二度描きしているからだ。
どのような場合にキャンセルするかは公開されていないのであくまで最終的な製品の画質をみて善し悪しを判断しなければならないが、
どの製品も同様のアプローチでエラーを回避している。
エラー回避の頻度が高いほど動きボケの抑制効果が低くなるのはいうまでもない。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070626/avt008.htm
■前スレで出た結論■
テレビを買って常時明るさMAXのダイナミックモードで見る特殊な人は別として
大抵は明るさMAXだと目が疲れるのでテレビ画面の最大輝度が眩しくない程度で設定する。
そしてテレビ画面が最大輝度になるのは全白状態の時。
そこで全白画面が眩しくない程度に設定すると長時間の視聴でも目が疲れにくい。
液晶とプラズマ両方を持っている人はこの全白画面が眩しくない程度の同じ明るさで設定して見るといい。
コントラストが低く、くすんだ画質になる液晶に対して、プラズマはコントラストが高く鮮やか。
平面的な画質の液晶に対してプラズマの画質がなんとリアルな事か。
液晶テレビだけ、プラズマテレビだけしか持ってなかったら判らないのかも知れないが
両方持ってる人は一度やってみるといい。
その見え方がこのスレの答えだと思う。
液晶が勝てるとしたら明るさMAXでも眩しく感じられないくらい部屋の照度が高い場合。
そこより照度が下がれば下がるほどプラズマの画質が際立ってくる。
液晶
寿命 約60,000時間
※室温25°Cで、明るさを「標準」に設定して連続使用した場合、
明るさが半減する時間の目安
電源のON/OFF バックライトの消耗が加速、連続使用での数値
温度変化 バックライトの寿命が低下、一定温度( 25°C )での数値
カタログスペックだけの寿命時間
プラズマ
寿命 約100,000時間( PF10 )約60,000時間( PH10 )
※時間はスタンダードモード/動画表示時の パネル輝度半減までの目安
輝度( 明るさ ) スタンダード
電源のON/OFF 寿命に影響しない
温度変化 寿命に影響しない
実際の使用を想定した、実用的な寿命時間
■動画に強いプラズマもさらに改善
動画に関してもう1つ付け加えると、パナソニックが2月、「ネオ・プラズマパネル」という発光効率を2倍にした駆動パネルと駆動の
新しい技術を発表した。2倍の効率を動画解像度に使い、従来は900本の動画解像度を1080本に向上させたという。
液晶は120ヘルツで600本の解像度といわれる。
もともとプラズマは擬似的なインパルス駆動をしているため、動画問題には液晶よりはるかに強いが、それでも完全に残像が取れている状態ではなかった。
ネオ・プラズマパネルは発光効率を2倍に高めて、明るさを落とさずにサブフィールドの発光タイミングを短くした。これが大きく効いている。
特に緑色の尾引き現象も低減したことに注目したい。従来のプラズマでは、残光特性が蛍光体によって異なり、特に緑の蛍光体は尾を引く傾向が強かった。
緑は残光特性が高く、レーダーやオシロスコープに活用されているほどだが、プラズマテレビでは逆効果になる。以前から緑の尾引きが気になっていたが、
今回の「Vシリーズ」や「Zシリーズ」では目立たなくなった。
これらを合わせて、インパルス駆動の濃度が高まったと言えよう。
液晶の240ヘルツとは次元が違う動きの精密さだ。液晶も残像感はそれなりに抑えられたが、解像度としてはプラズマの数字まで出ていない。
http://it.nikkei.co.jp/digital/special/net_eh.aspx?n=MMITxw000027042009&cp=2
○○○%にご用心! 「色域」の落とし穴
「色域」の数値が大きいほど映像が色鮮やかに見えそうな印象を受けますが
ここに落とし穴があります。
「高画質=元の映像に忠実」とするならば放送で受け取った映像を
テレビ側で誇張し色鮮やかに見せてもそれは「作り物」でしかないのです。
次に「NTSC比114%」などという表現。
そもそもNTSC規格とHDTV規格(ITU-R BT709)は、カバーする色域が多少異なっています。
数値が100%を上回っていてもHDTV規格の色域を全てカバーしているとは限らないので注意が必要です。
つまりデジタルハイビジョン時代のテレビはHDTV規格(ITU-R BT709)の色域(三角形)を
全てカバーしているか否かがポイントとなります。
振り返ってみると、テレビの表面が光っているのは当たり前だった。ブラウン管テレビは基本的に光沢テレビだった。
実は、ブラウン管時代も表面反射の問題は何度か問われており、非光沢(ノングレア)加工をして表面を荒らし、
乱反射させることで映り込みを防ぐこともあった。パソコン用のブラウン管ディスプレーがそうだ。
しかし、質感が劣り、乾いた感じになることが指摘され、テレビはいつも光沢に戻っていた。
リアプロジェクションテレビも最初はノングレア加工だったが、最後はどのメーカーも光沢を採用した。
一方、業務用の液晶パソコンは今もノングレアが普通で、それは仕事で使うときは反射が邪魔だからだ。
しかし家庭用のAVパソコンになると、ブラウン管テレビのような反射感、ピカピカ感がほしいということになる。
プラズマも反射型であることを考えると、ノングレアにこだわっているのは液晶テレビぐらいだ。
シャープが従来のブラウン管テレビと違う存在感を示すために、最初からノングレアで突っ走って大型化した。
それを各社がフォローしてきたのである。
しかし、なぜ液晶テレビだけがノングレアのままなのかと考えるメーカーも出てきた。
ノングレアには、乱反射によって全体的にぼぉっとした輝きが残ってしまう問題がある。
黒が浮いた感じになり、コントラストも低下する。
さらに、内部から届く光が表面のざらざら処理に妨げられて拡散してしまうため、フォーカスにも不利な状況だ。
ただし、映り込みがないというのは非常に大きい利点だ。
特に店頭ではプラズマが映り込むのに対し、液晶は映り込みがないことを大きなセールスポイントにしてきた。
店頭では、映像そのもののダイナミックモードを強めているため、少々表面で乱反射してフォーカスが劣ろうが、あまり分からない。
http://it.nikkei.co.jp/digital/special/net_eh.aspx?n=MMITxw001027042009