スーパーハイビジョン8192X4320 Part.13
2010年5月
NHK技研所長が宣言します
「 あまりにも突然な3Dの大ブームが起きています 」
「 日本のテレビメーカーが生き残れるか否かは、3Dブームの成否にかかっているのです 」
「 この3Dブームを成功させるために、スーパーハイビジョンは今後3Dに対応することを宣言します 」
「 しかし3Dは左右2画面分の信号処理が必要になるので、当然、2倍の回路規模となってしまいます 」
「 また、60Hz→120Hz化も、液晶が主流である以上、やらないわけにはいきません 」
「 スーパーハイビジョンは現在の規格と比較すると、2倍x2倍=4倍の回路規模となるのです 」
「 この4倍という回路規模は、技術的に極めて高度で、とてつもなく難易度が高いといえます 」
「 つまり4倍では試験放送開始を約束した2015年には、とても間に合わないのです 」
「 やむをえないので、スーパーハイビジョンの定義を若干変更します 」
「 1080Pまでがハイビジョン、それより上はSHVと呼ぶことにします 」
「 とりあえず2015年開始の試験放送に間に合わせるための規格として、輝度995万画素を決定しました 」
「 輝度995万画素は、輝度3320万画素の旧スーパーハイビジョン規格の“3分の1”の画素数です 」
「 3分の1なので、4倍→1.33倍となり、 なんとか2015年に間に合わせることが可能になります 」