スーパーハイビジョン8192X4320 Part.13
色を汚して喜ぶ技術者は、あまりいません
馬鹿な上の者に命令され、逆らえずに、馬鹿な物をつくってしまうのです
たとえばQUALIA015です
「 カラーフィルターなど無いほうがいい!!」、技術者はそう言った筈です
無くても十分すぎる綺麗な発色です、ブラウン管なので色はもともと綺麗であり、その点を不満に感じている者などいなかったのです
それなのに、カラーフィルターが搭載されて、こわれた色の超高級テレビができ上がってしまいました
カラーフィルターにより 『色域』 は少しだけ広がったのかもしれません、しかし、色は「普通の色」ではなく「特殊な色」になってしまいました
技術者ではなく、「この色にしろ!」と命じた者の“手淫”を感じました
独自の傾向の色が、「他のテレビとは違う!」と主張しています、その色が素直に良ければ感心もできるのですが、ただの自己満足レベルです
そしてどんなに調整しても“普通の色”になりません
スーパーファインピッチでただでさえ輝度不足気味なのに、カラーフィルターで更に輝度のロスが発生します、解像度偏重なのにあきらかな矛盾です
「 カラーフィルターなど無いほうがいい!!」
正常な人間の意見は“画期的な製品を市場に投入しなければならない”というメーカーの事情から、無視されてしまいます