スーパーハイビジョン8192X4320 Part.12
HD = 3H
と決められた経緯は、
1960年代末に実施されたNHK放送技術研究所の徹底した人体実験の結果によるものです
一般人が『超高精細』の2Dの映像作品を2〜3時間の長時間見続けても、健康にとくに害は無い『限界』
を、 莫大な時間、 莫大な手間、 莫大な金をかけて、調査したのです
そして、1970年頃、視距離3Hが導き出されました
「視距離3H以上では、臨場感は減るものの安全」
「視距離3H以下に近づけば、さらに臨場感がアップするものの、あきらかに酔いが出る」+「目まぐるしくなりストーリーを追えない」
これらの要因の妥協点で、視距離=3Hが選ばれたのです
そこから、
両眼視力1.0の人間が視距離3Hで走査線が見えなくなる本数 = 1140本と計算され、
また625と525の変換しやすさも考慮され、走査線1125本(有効1035本)が決められました
※初期の高品位テレビ関連の本(1970年〜85年頃)には、必ず、
「当初はインターレースでスタートせざるを得ないが、できる限りを早期にノンインターレース化する予定でいる」と書いてあります (撮影・表示とも)