【Blu-ray】この先生きのこるのは【HD DVD】Part344

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111 ◆cgX.o3kElg
XD-E500レビュー、素人訳
http://reviews.cnet.com/video-players-and-recorders/toshiba-xd-e500/4505-6463_7-33224998.html

よい点
・XDEを無効にした場合の素の画質、DivX、mp3、WMAファイルのCD
 DVD対応、24p出力搭載。
悪い点
・DVDプレーヤーにしては高価、XDEを切らないと表現が不正確、
 OPPO製品と比較しSACD非対応、USBがない、アスペクト比の手動切り替え
 機能が貧弱。
まとめ
・XDEによる画質の強化を期待すべきではない、通常のアップスケール
 プレーヤーだ、高価な価格により販売は苦戦するだろう。

レビュー
 ニュースリリースではXDEによりHDに極めて近い映像と謳っているが、シャープモードは
典型的な輪郭強調に過ぎず、カラーモードでは人工的な緑色と青色、
コントラストモードでは若干暗部の階調表現が改善し明るくなる。

この東芝製DVDプレーヤーと、全てのブルーレイプレーヤーのHD映像と比較し、
迫ることは全くない。

 XDEを切った場合のアップスケールは比較的優秀、しかし価格的に競合するOPPOの
DV980Hと比較し、7.1chアナログ出力、SACD/DVD-Audio、USBメモリ対応による
JPEG画像の表示やDivXファイルの再生などの機能に欠ける。
 XDEを切った場合のDVD映像は比較的良好だが、$150の値札に対する価値は
見いだせない。

デザイン(略)
112 ◆cgX.o3kElg :2008/09/19(金) 13:51:00 ID:rz6ql9Hq0
機能(走り書き)
XDEの使用に当たり、特に対応ディスクは必要としない。
アスペクト比の手動切り替えができないため、古い盤では縦長のままに
なってしまう。

 平均的なユーザーに対し満足の行く機能を備えているが、ホームシアターはなら
少し高くてもOPPOのDV-980Hを強く勧める。

XDE機能
 シャープモードは単独で使用できるがカラーモードかコントラストモードを使用する為には
シャープモードを有効にする必要があり、同時には利用できない。
 シャープモードは、立ち会った東芝側の人によると基本的に輪郭強調で、画面上の
エッジに人工的に輪郭を形成している。
 問題は、一見してシャープな映像にするために偽輪郭が発生することで、東芝側によると
映像により選んでほしいとのことだが、我々は切った映像に好感を感じた。
入れてしまうと人工的になり、フィルム感が失われるからである。
 また、多くの視聴者にとってHDTVのシャープネスを変えるだけで、同じ効果が得られる。

 東芝はカラーモードでは緑と青の表現が豊かになると書いているが、我々のテストでは
カラーモードを使用するとテストディスクの青のスケールで飽和が起き
シャワー室の床のように不自然で質感の失われた映像となった。
緑については大きな差を見いだせなかった。
113 ◆cgX.o3kElg :2008/09/19(金) 13:52:45 ID:rz6ql9Hq0
 たとえば、House of the Flying Daggersのチャプター15の冒頭は霧に包まれた
遠景から始まるが、カラーモードを入れると、青一色に一転し木々が人工的に
なってしまった。39分46秒では木々が丸でネオンのような緑と化してしまい
まさに人工芝の様相を呈した。
 もちろん一部の視聴者は効果を楽しめるだろうが、監督の意図した表現とかい離し
高精細に近づくとは言いがたい。
 そしてシャープモードと同じように、視聴者がHDTVの色合い設定を変えるだけで
同じような効果が得られる。

 コントラストモードは東芝の説明によれば、暗部のディテールを強調するとしており
正確には陰部のディテールの明るさを適応的に増やすという。
 しかしSin Cityでブルース・ウィルスが運転するシーンで何度も切り替えてみたが
我々がHDTVのコントラスト設定をわずかに増したのと同じ効果しか
認められなかった。

 我々の認識では一部の視聴者は、それらのイメージ変更モードの利用を視聴時に
使うかもしれないが、長い時間を掛け価値を検証しても、テレビの画質設定を
変えれば済むという結論しか得られなかった。
114 ◆cgX.o3kElg :2008/09/19(金) 13:53:29 ID:rz6ql9Hq0
通常のDVD機能
 我々はXDE好きになることができなかったが、XDEの各モードを切り他のアップスケール
DVDプレーヤーと性能を比較してみよう。
 XD-E500を1080p/60に設定し、以下の平面HDTVで測ってみた。
 松下TH-50PZ800U、パイオニアPDP-5020FD、LG電子50PG20、サムスン電子PN50A650、
及びLN52A650である。
 Silicon Optix HQVテストDVDを掛けてみたが、良好で全てのパターンをきちんと描いた。
白線の移動や回転でもジャギは認められず、難易な2:3プルダウンもモアレなく
優秀な結果で、スクロールテキストもスムーズで読みやすかった。

 Star Trek: Insurrection.でも、ブリッジの曲がったレールや船体の曲線も
2:3プルダウンは滑らか描き、Seabiscuitにおいてはモノクロ写真をほとんど
ジャギなく再生し好印象を与え、最後のSerenityではSFアクションの
明滅も良好にこなした。
 OppoのDV-983Hと直接比較したが、DV-983Hがわずかに勝るもののその差は小さい

 2:3プルダウンに伴うジャダ(画面の揺れ)を避けるためにBDでは24コマ収録をしているが
30フレームで収録されているDVDで、1080p/24の利点は認められなかった。

 松下とパイオニアのPDPでは48KHzと72K、サムスンの液晶では120Kの水平同期で
テストしたが標準の60Kとの差は認められなかった
 24pに対応したディスプレイは少数であり、訴求できる視聴者は少数だろう。

 皮肉になるが、XD-E500はベルや笛を切れば良好な動作をする。しかし機能的には
今日$100未満で販売されるプレーヤー程度である。