ソニー,FEDパネルの事業化に向けた新会社を設立
ソニーは,FEDパネルの事業化に向けた新会社「エフ・イー・テクノロジーズ」を設立する。
外部の技術投資ファンドであるテクノロジーカーブアウト投資事業有限責任組合(TCI)と共同で出資する。
出資予定総額は25億2000万円で,出資比率はソニーが約36.5%,TCIが約63.5%である。
新会社は2006年12月18日に発足し,代表取締役には元ソニー ディスプレイデバイス開発本部の長谷川正平氏が就任する。
新会社の従業員は約30人で,FEDパネルの技術開発や事業計画・企画検討,市場調査や顧客開拓などを行う。
新会社は,企業の中のある技術(事業部門)を切り出して,親会社や第3者の支援によって事業化を目指す,
いわゆる「カーブ・アウト」の形態を採る(関連記事)。ソニーは新会社にFED関連資産を譲渡し,技術や人材などの経営資源を提供する。
そしてTCIの資本を活用することで,研究開発の加速を狙う。
「新会社ではFEDパネルの事業化の可能性を検証する。検証ができた時点で,
新会社の成果をもとに事業化の可否を判断し,ソニーによる買収・吸収や,他社との合弁会社設立,
他社への事業売却など,最適な選択肢を検討する」(ソニー)。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20061207/125118/ ソニーがFED事業スピンオフ
事実上の撤退と見ていい