●次世代DVDでは新コーデックしか採用されないの?
違います。DVDと共通でDDやL-PCMも引き続き採用されます。
詳しくは
http://www.phileweb.com/event/dolby/ http://www.phileweb.com/news/d-av/200607/12/15984.html ※従来のDTSについて記載がありませんが、DTSはDTS ES&96/24&HDの
全てに「コアストリーム」と呼ばれる「標準のDTS」を共通で持っており、
「ES、96/24、HD」等の差別は「エクステンション・ストリーム」と呼ばれる領域に
それぞれの拡張データを持つことで実現しているため、従来のDTSに関する
対応を記述する必要がない為です。
●特徴は?
現行コーデックに比べ音質が良く、容量を喰うようになりました。
また当初から7.1ch(8ch)対応です。
ロスレス(可逆圧縮)系はDVD-Audioと同等の音質を得ています。
●チャンネル数が増えるみたいだけど、どうなるの?
当初から規格としては7.1ch対応ですが、実際のソフトが何chになるかは
DVDと同じくソフトごと、制作者ごとの判断によります。
急に7.1chが標準になることはないようです。
もちろん現行コーデックと同じように、各自の環境に合わせて好きなch数で
楽しむことも出来ます。
●新コーデックはどうやって再生するの?
今までと同じようにプレーヤーからデジタル出力してAVアンプでデコードするか、
プレーヤーでデコードしてアナログマルチch出力でアンプに繋ぐかどちらかです。
ただしデジタル出力は今までの同軸や光デジタルでは出力出来ず、
HDMI 1.3(確定)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20060714/hdmi.htm か、i.LINK(Audio)(対応未定)でなければいけません。
●新コーデックに対応したAVアンプはいつ頃出るの?
各コーデックとも 『2006年末〜2007年始 以降』 です。
当初は各社ハイエンド機から対応で、ミドルレンジ機以下はモデルチェンジに合わ
せて対応になると思われます。
残念ながら現行のAVアンプではHDMIやi.LINK端子が付いていても新コーデックを
そのまま再生することはできません。
●もしかして今使ってるAVアンプは役立たずになるの?
新コーデックでは下位互換が保証されてるので、次世代DVDプレーヤーではHDMIや
i.LINKからの新コーデック出力の他に、同軸&光デジタルから従来のDDやDTSを
出力する機能が必ず付きますから大丈夫です。
この際オマケとしてDDやDTSは規格上限のビットレートで出力されるので、現行DVDの
平均と比べて同じDDやDTSでも音質が良くなります。
またプレーヤー側でデコードした場合、アナログマルチch入力のあるAVアンプならば
それを活用することは従来通り可能です。
HDMIではマルチchのL-PCMを通すことも出来るので、
プレーヤーデコード→HDMI(L-PCMマルチch)→AVアンプ
のようにデジタル伝送することも可能です。