【Blu-ray】この先生きのこるのは?【HD DVD】Part24

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<日経>◇地上デジタル「録画1回きり」緩和・総務省、放送業界と調整へ

 コピー制限は情報通信審議会(総務相の諮問機関)が29日に見直しを促す答申をまとめる。これを受
け、総務省は放送業界に対し、録画機メーカーや著作権団体と検討の場を設け、年内に見直し策について
結論を出すよう求める。

 デジタル放送はアナログ放送と異なり、録画、複製を何度繰り返しても画質が劣化しない。このため、
放送業界は大量に複製された高画質のテレビ番組が違法コピー商品として出回ることを懸念。昨年から、
「録画は一回だけ可能」という信号を加えて放送する「コピーワンス」と呼ばれる仕組みを導入している。

 放送会社にとっては著作権が保護しやすいものの、録画制限のないアナログ放送に慣れ親しんだ視
聴者からは不便だとの声も出ている。

 たとえば一度録画したテレビ番組を自分の手で編集・加工したり、録画したDVD(デジタル多用途ディスク)
を複製することができない。いずれもアナログ放送の場合は制限なくできる。

 ハードディスク駆動装置(HDD)を内蔵したDVDレコーダーの利用者にも不満の声がある。
HDDに記録したテレビ番組を、保存のためにDVDに移し替えるのは複製ではなく、保存媒体
の変更にあたるため現在も可能。ただ、HDDの映像は移し替えに伴って自動的に消去される
仕組み。操作ミスやディスクの不都合で移し替えに失敗し、DVDはもちろんHDDに録画していた
番組も消えてしまうトラブルも少なくない。

地上デジタル放送は順次、放送地域を拡大し、2011年にはアナログ放送を終了する予定。総務省は
今の制限を続けたままでは地上デジタル放送の人気に響きかねないとみている。

 著作権法では家庭内で個人的にテレビ番組を録画して楽しむことは許されている。このためコピーワンス
の見直しでは、私的な利用の範囲内で使い勝手を改善させるという狙いから、2、3回程度に限って録画、
複製を認めることなどが検討課題となりそうだ。ただコピー商品が出回りやすくなるため、著作権団体が
反発する可能性もある。