「お前、この仕事向いてないよな?自分でもわかるだろ?
辛いだけだぞ?こんな仕事続けても。まだ若いんだから
転職でもしてみたらどうだ?」
ある時、上司から告げられた。
俺は馬鹿だけど、上司が何を言いたいのかは分かった。
次の日、辞表を出した俺に上司はうれしそうに
「お疲れさん!」
同僚たちはいつものように仕事をしていた。
いつも以上に忙しそうに。
その日夜遅くまで公園で時間を潰した。
家に帰った俺に、母親がいつもの笑顔で
「お疲れ様」といった。
「会社、辞めてきたよ」と言った俺に、一言。
「お疲れ様」
同じ笑顔だった。
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