最低限、初心者が今から買うのであれば、できればカートリッジつきRAMに対応した
ものを買うようにした方がいい。
家族ビデオのような二度と取り返しのつかない大切な映像は
最強の耐久性を誇るカートリッジつきRAMに保存するのがベストと言える。
DVD-Rのような耐久性のないものには保存するべきではない。
NHKは映像データベースにDVD-RAMを採用している(既に稼動中)。
最低30年はこのシステムを使い続けるという。 (ソース:日経エレクトロニクス No.877)
大切な映像を保存するのにRAMが採用された理由を述べてみよう。
記録型光ディスクメディアの劣化は、再生時のレーザー照射による劣化、
保管してる部屋の温度変化に伴う物理的膨張と収縮による劣化、
空気中の酸素や水蒸気による酸化、ディスク取り扱い時に不意に記録面に
手が触れることによる水溶性成分や脂溶性成分による酸化などがある。
有機色素など有機物を使った-Rメディアは、劣化によって
「書き込んだデータがすべてマークになる」という、
データ内容そのものが読めなくなる方向に劣化する。
一方、結晶と非晶質の相変化を用いたRWやRAMは、劣化してもそれは
状態が固定化されるだけの話であって読み出しにはあまり影響せず、
書き込み性能の低下をもたらすだけで済む。
よって、 長期保存に有利なのはRAMやRWといった相変化メディアとなる。
さらにカートリッジつきRAMなら常にカートリッジに入ったまま扱えるので
取り扱い時に不意にディスクに手が触れたり物理的に損傷してしまうことはあり得ないのである。
まとめると、耐久性は
RAM>RW>VHS>>>(越えられない壁)>>>R
という感じで考えておくとよいだろう。
【価格com総合人気度ランキングで12位中8個までがRAM対応機】
http://www.kakaku.com/Ranking/itemview/dvdrecorder.htm