ナイスなヘッドホンアンプ 21台目

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370名無しさん┃】【┃Dolby
L3000+DHA3000のセッティングがとりあえず終わったので、STAXとの最終的な比較インプレをあ
げておきます。セッティングは主観的かつ手持ちのアクセサリーの範囲だけど各機器毎に最適な
状態にした評価です。

(1):Ω+T2
S/Nが悪い、微小信号の分解能が悪いなど挙げればいくつか欠点はあるけど、そんなのどーで
もいいと思える程の圧倒的スケール感と幻想的な響きで聴いててとても楽しいです。具体的には
聴感上のダイナミックレンジが非常に広く、また音像は全く膨らまず低音から高音まで引き締ま
った基音の後に透き通るような余韻がのります。バスやドラム等の重低音ですら弾むように軽や
かに聴こえます。真空管ドライバのイメージに反して非常にクールな音です。

(2):ΩU+717
Ω+T2に比べるとS/Nも微小信号の分解能も高いんだけど、聴感上のダイナミックレンジが狭く、
さらに音像もいまいちハッキリせずベールがかかったような音です。良く言えば聴き疲れのしな
い優しい音、悪く言えばまったりしてメリハリに欠ける音です。

(3):L3000+DHA3000
Ω+T2と同等のスケール感に加えてΩU+717を上回る分解能であり、現時点で俺の中では最高と
思える音です。Ω+T2との違いを書くと、低音の迫力(重み)はこちらの方が上です。音像につ
いてはΩ+T2同様引き締まった基音の後に透き通るような余韻がのるんだけど、余韻の長さは若
干Ω+T2の方が長いです。逆に音の分離や見通しの良さ(立体感)はこちらの方が上です。

俺の中ではΩ+T2の音が今でも基準になってて、L3000+DHA3000もΩ+T2の音の傾向に近づけるよ
うにセッティングして結果的には上のような感じにすることができたんだけど、ΩU+717ではど
ーやってもΩ+T2の音に近づけることができませんでした。それにしてもΩ+T2って約10年も
前のモデルなのにいまだにレファレンスとなりえるんだから、本当にSTAXって凄い会社だなと
思いますね。