>>316 どこの会社でもトップは頭が固いのは変わらないと思うけど
フジもこの例外じゃないみたいね。
2000年公開の「ゴジラ×メガギラスG消滅作戦」制作時のこと。
この映画でゴジラが相手怪獣と戦うのはお台場で、その中にゴジラが
新築当時のフジTVの新社屋に突っ込んで破壊してしまうシーンがあった。
当然、東宝からフジの宣伝部あたりに協力のお願いが行った。
「協力」と言っても何のことはない。
要するに「お宅の社屋を映画の中で壊すので許してね」ってことだ。
フジの方では喜んだ。そりゃねぇ、「ゴジラが好きだった少年期をもつ大人」
というのはそれほど珍しくないので、自分の通っている会社がゴジラに壊されるとなれば
「嬉し恥ずかし」で頬が緩むのも無理はない。
「協力へのお礼」という事で撮影現場に招待されたフジの中堅どころの社員達は
やがてゴジラに壊される事になる石膏製のフジ社屋のミニチュアを見て嬉しそうにしていた。
が、本番までの日が近づいたところでトップの方から横槍が入った。
「フジのイメージが悪くなるので壊すのは罷り成らん」という最終通告が東宝に届いた。
は?イメージ?「ゴジラごときにフジが協力したと知れたらフジのイメージが悪くなる」
というのなら話は分からなくもないが、実はそういう事じゃないらしい。