「EvolutionForest」OWL-SPEF31T(以下エボ)のレビューです。
http://rdx1.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/upppu.cgi?action=view&disppage=1&no=2107&no2=6463&up=1 単独だと評価が難しいので、GX-77M(以下77M)との比較を行っています。
今回は比較に際しての同条件というのが難しい状況(あまりにも両者の容が違う)ですが、
最低限「トーンコントロールは全て12時」「サランネットは外す」という事はしています。
77Mは電源ケーブルをアルミホイル巻、エボはスピーカーケーブルを替えています。
ちなみにエボはほぼ24時間程エージングをしています。
まず、届いた時にも書いたのですが、
エボは電源ONでホワイトノイズ&ボリュームアップでハムノイズが非常に耳につきます。これは結構ムカつきます。
さて、音ですが、R1800vs77Mの時と同じような印象を受けました。
エボのほうが数段通った音がし、77Mは3、4枚何かが被ったような音がします。
俺個人の好みとしては、間違いなくエボですね。
ただ、(R1800の時はB入力だったからなのでしょうが)キシキシ具合が半端なく、
R1800を上回ってるような気さえします。高調波歪みが相当なものだと思われます。
定位はさすがに定評のある77Mのほうが上ですね。エボはいまいち輪郭を捉えきれないというか。
低域ですが、77Mのほうが輪郭がくっきりしてますね。しかし、
WaveGeneで50Hzサイン波を流してみると、77Mはほぼ聴こえないのに対し、エボはしっかり聴こえました。
この辺りはさすがトールボーイというところでしょうか。
ただ、40Hzを流すと、音圧が確実に下がっており、更にリファレンスと少し違う音になっていたので
特性としては50Hz(-3dB)ぐらいまで、という感じでしょうか。
ま、これもマイク測定でなく自分の糞耳判定なんでなんとも言えませんけど^^;
総合すれば、エボは恐らく「ドンシャリ」という事になるでしょう。特に「シャリ」が強烈。
まぁこれはTREBLEを下げれば問題無いとして、
やはりノイズは致命的かもしれません。無音時にひたすら「サー」と言っているのはちょっと。
これがなければ、安いですし、見た目も立派ですし、結構オススメ出来るのですが。
もしロットの関係で後々ノイズが直ってたらマジ買いなおすよ!音自体は77Mより遥かに好きなんだよぅ…。