NEC HDDレコーダー PK-AX10【3】

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771Maxstor160GB
PK-AX10
ハードディスクの交換手順

PC-AT互換機を用いて、PK-AX10のディスクから
新しいディスクにシステムを移植する方法です。

ちなみに、PK-AX10は単純にディスクを交換しても
エラーになりブートされません。
これは、ディスク上にブート情報(Linuxカーネル)が
実装されているためです。

では、交換の方法です。
(作業は、個人の責任で、細心の注意をしてください。
 失敗すると、ディスク情報が破壊されて
 2度とブートしなくなる恐れがあります。)

次へ続く
772Maxstor160GB:03/01/22 01:34 ID:vVL0B1eS
1.準備

  1)KNOPPIXの準備
    KNOPPIXのページからISOイメージをダウンロードします。
    ISOイメージをCD-Rに書き込んでください。
    詳しいことは、KNOPPIXのページでどうぞ。

  2)交換するディスクの準備
   まず、新しいIDEのディスクを準備してください。
   BigDriveに対応していますので、現在販売されていて、
   PC-AT互換機に接続できれば動作するでしょう。

  3)PC-AT互換機の準備
   CD-ROMからブートしてLinuxを起動しますので、
   BIOSでCD-ROMブート可能なモデルが必要です。
   (通常問題ないと思いますが(^^;)
   もちろん、BigDriveのディスクを接続する場合は、
   PC-AT互換機もBigDriveの対応機種である必要があります。

次へ続く
773Maxstor160GB:03/01/22 01:36 ID:vVL0B1eS
  4)PK-AX10からディスクの取り出し
    PK-AX10は、バックパネルのねじを緩めるだけで、
    天板がはずせます。
    バックパネルのねじをはずしたら、
    天板をフロント側にずらしてください。
    簡単にフロントパネルと天板が外れます。
    天板が外れたら、ディスクを取り出します。
    ディスクは、金属のケージに格納されており、
    留め金を押せば外れます。
    留め金を押しながら、外側に向けてスライド
    させてください。
    ディスクが外れたはずです。
    はずしたついでに、ねじもはずしておきましょう。

次へ続く
774Maxstor160GB:03/01/22 01:37 ID:vVL0B1eS
  5)PC-AT互換機へのハードディスク装填
    新しいハードディスクをIDEケーブルの中央に
    PK-AX10のディスクをIDEケーブルの先端側に
    接続します。
    簡単に書くと
    マザーボード−−┬−−−−┐
           新HDD   PK-AX10
    という接続です。(わかりますか?)

    マスター:PK-AX10 
    スレイブ:新HDD (ジャンパ設定はケーブルセレクト)
     という形式です。

    PK-AX10のディスクは、ディスクの状態が
    ケーブルセレクトに設定されていますので、
    ジャンパの設定はそのままにしておいていいです。

    ※接続するドライブのプライマリとセカンダリを
     間違えないように!
     内容が削除されて2度とPK-AX10が
     動作しなくなります。
次へ続く
775Maxstor160GB:03/01/22 01:38 ID:vVL0B1eS
2.ディスクコピー作業
  ここでは、KNOPPIX(CDブートLinux)を用いて
  ディスクの内容をボリュームコピーします。
  くれぐれも、自己責任で作業してください。
  接続されているディスクが本当にマスタースレイブ正しいか
  再度確認してください。泣くのは自分ですから。(笑

 1)ブートの変更
   CD-ROM起動にBIOSの設定を変更します。
   詳しくは、BIOSのメニューで確認してください。

 2)KNOPPIXブート
   作成したKNOPPIXのCD-RをCD-ROMドライブにセットし
   ブートさせます。
   メニューが立ち上がるまで少し待ちます。

 3)rootユーザのターミナル起動
   マウスで画面左端のメニューアイコンから
    −>KNOPPIX
      −>ROOT Shell
    を選択し実行します。

次へ続く
776Maxstor160GB:03/01/22 01:42 ID:vVL0B1eS
 4)コピー作業
   ※再度書きますが、くれぐれも、ディスクの接続間違いに
    気をつけてください。
    また、先頭に#が記載されている部分が
    実際に入力実行するコマンドです。
    #を入力する必要はありません。

   (1)ddコマンドによるボリュームコピー
    次のコマンドをshellから実行します。

    # dd if=/dev/hda of=/dev/hdb bs=512 count=1117000

     ちょっと時間がかかるので10分?ぐらい
     プロンプトが戻るまで待ちます。

    これで、ブート用のパーティション情報
    (1〜3番のパーティション)がコピーされました。

次へ続く
777Maxstor160GB:03/01/22 01:45 ID:vVL0B1eS
   (2)パーティション情報の変更
    パーティションエディタ(parted)を使用して、データ格納用パーティションを作成します。
    (Linux起動用のパーティション情報は、ddコマンドで、すでに作成されていますので
     ここでは、データ格納用パーティション情報を正しい値に設定しなおします。)
    # parted /dev/hdb
    4番目のパーティションを削除します。
     >rm 4

    ディスクサイズを確認して4番目のパーティションサイズを設定します。
    まず確認用のコマンドを入力します。
     > p              (パーティション情報の確認)
    
    ここで表示された、ディスクサイズを確認して、パーティション情報として入力します。
    下記のように表示されるはずです。
    Disk geometry for /dev/hdb: 0.000-160000.000 megabytes
    Disk label type: msdos
     Minor Start End Type Filesystem Flags
     1 0.031 32.484 primary ext2
     2 32.484 288.914 primary ext2
     3 288.914 545.343 primary ext2 boot

    というように表示されるはずです。
    この例では、160GB(160000MB)まで使用可能ですので
    reiserfsファイルシステムで新しく4番目のパーティションを作成します。
    次のコマンドを入力してください。

    > mkpart primary reiserfs 546 1600000 (この例では、160GBと設定)
    > quit                 (コマンド終了)

次へ続く
778760:03/01/22 01:45 ID:ZYD9Duc8
>>769
Maxstor160GBさん、レスどうもありがとうございます。
MacOSとWINDOWS歴は長いんですが、UNIXはKNOPPIXのVirtualPC版で
マックノートで色々と触っているところです。
このスレに書かれていたのは、たぶんデスクトップPCにAX-10の内蔵
ハードディスクをスレイブとして接続して実行する方法だと思うんで
すが。もし我流で実行して、AX-10のデータを飛ばしてしまったらと
考え、うかがった次第です。
AX-10は簡単に開けてハードディスクも簡単に取り出せるようになって
いますね。一度取り出して、ケースに入れ外付けハードディスクとし
てウインドウノートに接続してみましたが、何も見えませんでした。
地元のNECのサービスマンによると、ハードディスク交換は3万円位
だろうとのことです。中にはMAXTORが入っていましたので、これが1
万円だとすると、2万円が手数料ですね。中身のコピーだけなんだから、
何とか自分でと思ってしまいます。ハードディスクの持ち込みも、選択
もできないそうですし。逆に、もし自分でできたら、AX-10は長く使える
ハードだと言えます。
という訳で、どうかよろしくお願いします。
何度も書くのを失敗して今見てみると、もう書いていてくれたんですね。
どうもありがとうございます。
779Maxstor160GB:03/01/22 01:47 ID:vVL0B1eS
   (3)録画用パーティション情報の復元
    データを初期化する方法を記述します。
    コピーするのも簡単なので、
    みなさんLinux(UNIX)のコマンドを確認してください。
    ここでは、安全に初期状態にします。
    
    まず、パーティションをマウントします。
    # mount /mnt/hdb1
    # mount /mnt/hdb4

    初期化用データがディスク上に圧縮されて格納されていますので、
    4番のパーティションに展開します。
    # tar -zxvf /mnt/hdb1/opt/MC/data/data.tar.gz -C /mnt/hdb4

    (おまけ)録画データを移す場合
     上記初期化をしないでデータを移行させる場合は
     元のディスク情報をそのままコピーします。
     (ちょっと自信ないので上記初期化をお勧めします)
     まず、元のディスクのマウント
     # mount /mnt/hda4
     
     ディスク情報のコピー
     # tar -cv /mnt/hda4 | tar -xv -C /mnt/hdb4

次へ続く
780Maxstor160GB:03/01/22 01:48 ID:vVL0B1eS
 5)KNOPPIXの終了
   マウスで画面左端のメニューアイコンから
    −>ログアウト
    を選択し実行します。


以上で、新しいディスク側にPK-AX10のディスクのシステムが
移植されました。

後は、ディスクをはずした時の反対の手順で接続してください。

PK-AX10でディスクの容量を確認してください。

ではでは。