プラグの改造が巷で大人気のようなので、俺も挑戦してみた。
スポンジの装着感がイマイチなので、俺の耳の穴にピッタリなのを
作れないか、と思ったのがそもそもの動機。
で、使ったのは「自由樹脂」という奴。
http://www.daicelfinechem.jp/hobby/index.html プラスチックなのだが、お湯につけると柔らかくなり、冷えると
固まるという性質を利用してみた。
まず必要なのは軸。耳栓じゃないのだから、穴は必要。というわけで
割り箸の先端を2センチほど切り、そのままじゃ太過ぎなので、ナイフ
で削って黒チューブくらいの太さに修正する。
自由樹脂は、お湯に入れば、すぐふにゃふにゃに。割り箸で適量取り出し、
指先でこねる。量はそれほどいらん。親指の爪先ぐらいかな。
こねてるうちに冷えてくるので、すかさず割り箸で作った軸を包むように
絡めてそのまま耳穴に挿入!!!
樹脂は2、3分ですぐ固まる。そっと取り出すと、自分の耳の穴が型取り
されている、というわけ。実はそんなに難しくない。
けど、軸を抜いた穴とプラグの接合がうまくいかなくて一発OKという
わけにはいきませんでした。例え失敗でもまたお湯につければ柔らかくなる
ので、何度でもトライできるのがいい。
出来たプラグ改は、当然だが、俺の耳にぴったしカンカン。(歳ばれ〜
当たり前といえば当たり前だね。で、肝心の音質は、残念ながら
俺の糞耳ではうまく言い表せない。でも、スポンジの篭ったような感じは
なくなったかな。あと特筆すべきは遮音性。耳穴にピタリなものを作れば
遮音は万全か、と思ったのだが、実はまったく逆。かなり外の音が聞こえる。
硬くなったプラスチックは柔軟性ゼロなので、耳の穴に密着してるわけじゃ
ないからだろう、と思われます。が、逆に言えば、外を歩きながら使いたい、
と思ってる人にはかえっていいかもね。
http://cgi.members.interq.or.jp/www1/q-mail/gh/img-box/img20030910042724.jpg ↑完成品。間にある小さな木が軸です。