おすすめポータブルCD Part3

このエントリーをはてなブックマークに追加
707655
気がついたらCDMP352を購入してしまいました。

音を聞いてみてびっくり。PZ-5100と全く同系統の音がするではないですか…。
残留ノイズのレベルも殆ど同じです。
MP3再生時の挙動やESPを入れた状態で早送りをすると音楽のキーが上がるのも同じ。
もしや…ってことで分解してみました。

で、はっきり言って中身はPZ-5100と同じオールSAMSUNG製でした。
ピックアップやモーターの制御、D/A変換からMP3デコードまでPZ-5100と同じく全部SAMSUNGです。
驚くべき事にヘッドフォンアンプまで三洋のLA4533Mで一緒です(多分。うろ覚えなので自信なし)。
PZ-5100はもう従弟に呉れてやったので詳しく比較する事はできませんが、
石だけならほとんど同一品だと思います。
イギリス本国でCDMP352が約一万円で売られているのは真に理に適っているわけです:)

なお基盤デザインは明らかにCDMP352のほうが勝っています。
DCコンバータと音声出力部は遠くなるように配置されていました。
しかしHOLDスイッチのパターンらしきものまであるのになんでHOLD機能無いんだろうか…。

で、中身に大差ないことが判明したPZ-5100とCDMP352ですが、双方を比較すると、

音質  :大差なし。CDMP352のほうがやや上か?
ノイズ :大差なし。PZ-5100のほうがやや大きいか?他にPZ-5100には音量依存のノイズあり。
     音量最大付近でモーター系らしきノイズが入る。
デザイン:大差なし。どちらも酷い。しかしPZ-5100は蓋の一部が透けていて中のCDが見えるので少し便利。
液晶表示:大差なし。殆ど同じ。しかしPZ-5100は電池残量が少なくなったら教えてくれる。
操作性 :CDMP352のほうが僅差で上。PZ-5100はボタンが異様に小さく配置も悪い。
     ただしCDMP352はヘッドフォンジャックとVOLが近すぎて、L字型のプラグを挿した時に音量調節がしにくい。
電池寿命:大差なし。CDMP352にはNiCd電池の充電機能有り(PZ-5100には充電機能なし)。
駆動力 :CDMP352が上。しかし20mW(32ohm)は眉唾。しかしCDMP352のほうが確実に音量を取れる。
ESP   :明らかにPZ-5100のほうが強力。音質の劣化はどちらも大差なし。
     RAM容量を調べればどちらの圧縮率が高いかわかるかな?
     (PZ-5100:45sec CDMP352:10sec、CDDA時)
MP3再生 :大差なし。曲中にエラーのあるファイルではPZ-5100では大音量のノイズが発生して再生を続けるが、
     CDMP352では次の曲に飛ぶ。
     ボーカルが左に行く現象は早送り/巻き戻しを行った時に双方に発生する。
     再生はファイル名の順番。LFNには対応できている模様。
     追記対応可否、ファイル数制限、フォルダ数制限は失念。
厚み  :PZ-5100は30mm(実測値。カタログと違うかも)。CDMP352は33mm(カタログ値)。見た目にはPZ-5100のほうが大柄に見える。
     どちらもXP-V320あたりと大差ない大きさ。重さは失念。
他   :CDMP352にはHOLD機能なし(PZ-5100にはある)。LINE出力は双方ともある。
     CDMP352には原価百円未満と思われるポーチが付属:)
     添付のヘッドフォンはどちらもゴミだがCDMP352のほうがマシ。
     低音増強はCDMP352のほうがちょっとまともかもしれない。どうせ使わないけど。
     箱はPZ-5100はブリスター。CDMP352は普通の紙パッケージ。


とまぁこんなところです。CDMP352に約二万円出す価値って一体…。
個人的には音量取れることと中身が綺麗だってことしか思い当たりません。

PZ-5100はカシオに在庫がまだあるようなので欲しい人は取り寄せるなりして急いだ方がいいと思います。
多分全国のヤマダやコジマあたりで受け付けてもらえると思います。