DVD-RAMの物理フォーマットは「ウォブル・ランドグルーブ方式」というものだ
(図2)。これは、「ランド」と「グルーブ」というメディア上の2つの“ライン”に
それぞれ記録ピットを形成していく。記録データのアドレッシング(位置決め)情報
は、アドレスエリアにあらかじめ設けられたピットに記録されており、これに加え
て、データ記録エリアのランドに設けられた「ウォブル」という波状のうねり(蛇行)
により、さらに正確な位置を決定する。
この方式は、正確なアドレッシングが行えるほか、ランドとグルーブの両方に
データを記録するのでデータの記録密度が高くなり、大容量記録に向いている。
しかし、ランドにもデータを記録するため再生専用DVDとは記録ピットの位置が
まったく異なっているので、DVD-RAMを読み出すには専用機構の追加が必要になっ
てしまうわけだ。
http://ascii24.com/news/db/ad/ricoh_002/imageview/images660754.jpg.html ウォブル・ランド・グルーブ記録の悲劇ってとこだな。
http://www.zdnet.co.jp/news/0006/29/dvd.html >DVD-RAMは適切なDVDメディアではない?
>ヤマハのAV・IT事業本部DS商品開発部で製品開発のスーパーバイザ
ーを務める松本誠二氏は,「過去のことを言ってもしかたがないが,普及
もしていなかったPDとの互換性を重視し,DVD-ROMとの互換性を取りに
くい規格で押し通した松下電器の行動は理解に苦しむ。既存のDVD機器
に対するユーザー投資を保護する意味でも,ユーザーベネフィットなきD
VD-RAMは適切なDVDメディアではない」と辛らつだ。松本氏は世界初の
CD-Rドライブを開発したチームを率いた人物。
http://japan.cnet.com/News/2001/Item/010821-4.html?rn >HPの支持に加えて、DVD+RWフォーマットは米デルコンピュータ、ソニ
ー、フィリップス・エレクトロニクス、三菱化学、リコー、仏トムソン・マルチ
メディア、ヤマハも支持している。
>HPのdvd100iは、2.4倍速でDVDディスクを書き換える。サンダーソンによ
ると、これは20倍速のCD-ROMドライブと同等の速さだ。DVDの読み込み
は8倍速。また、CD-Rディスクなら12倍速で、CD-RWディスクなら10倍速
で書き換える。CDの読み込み速度は32倍速。
>DVD+RWに味方する動きがもう1つある。デルもパソコンへのDVD+RW
ドライブ搭載を計画していることだ。HPは小売売上で世界最大を、デルは
総売上高で世界最大を誇っている。DVD-RWを支持しているのは米コンパ
ックコンピュータ、米アップルコンピュータなど。