◇◆◇ ACURA アキュラ 総合1 ◇◆◇

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144名無しさん@そうだドライブへ行こう
レクサスはプリウスのコンポーネンツを流用したCT200hの投入で、ここ数年の売り上げ台数を大きく伸ばした。
トヨタ車部門の裾野セクターでの生産効率の良さ(コンポーネンツの使い回しによる多車種構成)、
エコブームと補助金政策による販売の好況(政界への影響力と広告宣伝力)という相乗効果が有ったからこそ、
レクサス部門は不自由する事無く品質と製品性を磨き、広告宣伝費を投じてブランドイメージを醸成させ、販売面を飛躍させた。

方やホンダは、シビックの国内販売を打ち切って低価格戦略を旗印とするダウンスペック車のインサイトを優先的に販売、
利益率の低いフィットをベースとする末端製品群と軽自動車のみの消耗戦に自ら勇んで注力し、トヨタとのハイブリッド戦争に惨敗した。

起死回生を狙ったフィット3ハイブリッドのコンポーネンツは製品技術としての商品性と信頼性の熟成を欠き、
上位機種への新技術の搭載は未だ成されておらず、一足飛びに高級車部門のビジネスプランを描いたとしても、
無駄に経営体力を消費するだけの結果に成りかねない。

顧客からのニーズと真摯に向き合った上で、組織運営のピラミッド構造と物事の優先順位を明確化し、
上部から末端域までの意思の統合を成す為の改革ならば、良い結果に繋がるとは思う。

ホンダ側がF1復帰を追い風と捉えて高級車部門やスポーツカー戦略などで局地戦を挑んでも、相手側は必ず総力戦で迎え撃ってくる訳で、
結局の処、日々の努力の積み重ねを欠かしては、物事は何も上手くいかない。

経営者や社員が好き勝手に夢を見ているだけの会社では、絶対に成功しない。