418 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:
プロジェクトX〜挑戦者たち〜 レクサスの挑戦−ネット工作員の誕生!
奥田会長から、もっとレクサスの販売台数を増やせと迫られていた。 思案に暮れていたとき、会長は意外な事を言った。 「ネットとマスコミで印象操作してみたらどうだろう」 レクサス室長は戸惑った。
印象操作がバレたらトヨタと中身が同じだとだとバレてしまう。 「無理です。出来ません」室長は思わず叫んだ。 「俺たちがやらずに誰がやるんだ。俺たちの手で作り上げるんだ!」 会長の熱い思いに、
室長は心を打たれた。そして、三河商人の血が騒いだ。 「やらせてください!」 マスコミは電通を通じてすでに口封じ&印象操作工作は完成していた。
それから、夜を徹してのネット上の印象工作活動が始まった。 しかし、ネット上での低評価、失敗の声はもみ消せなかった。 室長は、来る日も来る日もネットの住人に論破された。 F1富士SW失敗の惨状は、
個人ブログやまとめサイトで流出していった... いっそ、電通に転職すれば、どんなに楽だろうと思ったこともあった。 追い詰められていた。 そこへ会長が現れた。そしてこうつぶやいた。
「発想を変えるんだ。もみ消すんじゃなくて、こっちが大勢で書き込み、多数派を装うんだ。」 そうだ。2ちゃんやカービューといった匿名掲示板だ。ユーザー評価とか点数、書き込み数で工作する手があった。
暗闇に光が射した気がした。 室長は試しに人材派遣会社に連絡してみた。 大量の日雇い労働者がネットカフェ難民になっている。:「これだ、これが探してた印象操作なんだ!」 ネットカフェからレクサス絶賛の
書き込みをする工作員の誕生だった。 会長と室長と工作員は、チャットで喜びを伝えあった。
室長は、充足感に包まれ、涙が止まらなかった。 「会長、レクサスディーラーにシャンパン浴びに行って来てもいいですか」室長は言った。 「ああ、いいとも。だが期待はするなよ。シャンパンじゃなくCAVAだからな」
会長は自分のジョークに、肩を揺らして笑った。