【打倒MINIクーパー】フィットRS MTスレ Ver6
125 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:
あ
126 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2011/07/04(月) 20:52:32.24 ID:ZV8SN6QxO
あれ?
竜巻注意報が出てるぞ?
sageたからな?
雷まで鳴り始めたぞ?
いや、違う。飛行機の音なのか。
全く違う。RSのエンジン音だ。
アクセルを、そっと踏めば走り出す。マジで。
この怒涛の超絶トルク。
そして回せばガラガラうるさいエンジン音。
さすがホンダ。ざ、パワーおぶドリームス。
ホンダが追い求めた興奮が、高い純度でここにある。
そして激しい速度で劣化する車体。
段差を超える度に劣化が進む。
四輪車生産を急ぐあまり、溶接ラインの供給電力量をケチり、トヨタ日産ほど充分な溶接加工ができない事態に陥った。
改善するとあまりに高額なため、誰も手をつけることができないでいる。
エンジンも然り。
当時、技術水準が低く直6が普及していなかったため直4を主力に置いた。
そのため直6の長いクランクを加工する設備を設ける空間的余裕を確保しないまま工場を設計した。
直4でハイパワーを求めても、所詮は直4である。
直6の滑らかな吹け上がり、直6を実現する高度な加工技術を手に入れることが出来なくなった。
そこでホンダは妥協した。
直5の登場である。
直6は欲しい。だがトヨタ、日産からは技術供与など受けたくない。
妥協点の落としどころは最初から直5に決まっていた。
なので空気に固執した。
マジパねぇ速さの流体なんだから、吸気バルブが閉じた直後って、マジパねぇ圧力なんじゃね?それ巧いことエンジンに吸わせりゃ自然吸気で過吸効果が得られるんでねぇべか!?
興奮のあまり、北関東の田舎くささが滲み出た。
必死で作り上げた。
設変の嵐だった。
試作現場をさんざん荒らし回ったにもかかわらず、得られた結果は目を覆いたくなるような悲惨なものだった。
だがホンダは自慢したかった。だって苦労したんだもん!
その自慢の場は社内報ポールポジションだった。絶賛した。
だが、ここまでしても、やはり虚しさが募るばかりであった。
この虚しさをバネに、新たなエンジンの基礎を練り上げた。
ベースはやはり、直4であった。
だが、もう後には引かない。世はバブルが弾け、消費が落ち込み、工場人員が過剰であることが顕在化されてきつつあった。余剰人員は整理したいが組合の手前、簡単にはクビにできない。経営は頭を抱えていた。
そこに救いの手を差し伸べる手立てがあった。
エンジンを手組で作ろう。ボルト一本にまでこだわって、手作業で軽量化しよう。ボルトには貫通穴をあけ、ナットから飛び出たボルトの先端はグラインダーで削り落とそう。
エンジンは回った状態が基本だから重量バランスも合わせよう。余剰人員を使ってエンジンにたくさんのこだわりを刻み込むんだ。
だって俺たちはエンジンが好きなんだもん!
たくさんこだわったんだ。エンジンカバーも特別なものにしようぜ!
…できた。だけど煮え切らない。もっと高回転でパンチがほしい!
だから作った。9000まで回るぜ!だけど上級機を打ち負かしちゃ経営に怒られるから安全を確保して8500に落ち着いた。
上級車や経営にゴマスリばっかでやってられるか!
俺たちは高回転が好きなんだ!
専用でクルマ一台作らせろ!
専用でエンジン一機作らせろ!