【MAZDA】マツダスカイアクティブVol.5【SKYACTIV】
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容量よりも形が問題。
排気脈動は圧力波の往復反射。圧力波(粗密波)は音速で移動するから、パイプの開口部≒集合部までの
距離と排気温度で特性は固定的に決まる。全回転域で残留排気を減らすのは無理。逆に特定回転から
ずれた回転数では正圧波で排気を押し戻してしまう事になる。
スカベンジング効果は回転数がずれても排気を押し戻す事は無いが、これも効果的に吸い出す回転の範囲は
狭い。4-2-1の集合形態は低中回転域の効果を狙ったもの。ただし4-2の段階では燃焼の順番的に排気ガスの
流れはまだ分断されていてスカベンジング効果は出ていない。1-3-4-2の燃焼順に排気が集合するのは2-1の
所で、この部分より先に排気ガスが走れる自由長があればスカベンジング効果が出る。
しかしSKY-Gは2-1の直後に排気の向きを急角度で折り曲げて触媒に繋ぐので、そこで排気ガスの勢いは大きく
削がれる事になる=スカベンジング効果は出ない。