GT2のラップタイム:57.5秒
サーキットでは、フェラーリは他の車よりも大きく見える。これはコーナーでのロールが
大きくなりがちだからかもしれない。Didierは、「バランスは完璧だけど、コーナーのアペックスを
ちゃんとと予測しなくてはいけない。この重量(4台の中で2番目に重い3975ポンド)をコントロールするのは大変だ。
でも、トラクションコントロールはとても秀逸だね。介入しすぎないで、スピードも落とさない。
そして、エンジンはただただ素晴らしいの一言。パワーバンドが広いからずっと3速で走ったよ。」と言った。
599GTBのラップタイム:58.0秒
GT-Rがピットアウトしたとき、全員がストップウォッチにくぎ付けだった。
日産のハイテク四輪駆動システムとパンチの利いたターボは、このタイトでツイスティなLVMSで
よりパワフルなライバルたちを蹴散らすことができるのか。ゴジラは巨人をやっつけられるのか。
ラップの後、Didierはこう言った。「他の3台はアンダーステアをスロットルでコントロールすることができる。
でも、GT-Rはスロットルを開けるともっとアンダーステアになるんだ。さらに、
限界を超えると突然オーバーステアになるんだ。エンジンのレスポンスはとてもいいね。
トルクもリニアだ。ステアリングとブレーキのフィーリングもとてもいい。でも、ほとんどブタのようなアンダーステアだね。」
GT-Rのラップタイム:58.1秒
GT-Rはフェラーリのラップタイムと紙一重の差だったが、ポルシェとGT2にはまるで及ばなかった。
Didierはトップ3のハンドリングについての評価はおおむね高かったが、GT-Rについては全般的に酷評した。
「パワー不足は言い訳になりうるが、ハンドリング性能の不足は言い訳にもならない。」
サーキットテストの結果:ZR1の勝ち
http://www.gtr-world.net/special-report/20081106-motortrend-2.html