【名車?】 LEXUS LFA part8 【迷車?】
>>247 分からない振りして、チョッカイ出してるようにも見えるけどねw
でも性善説、本当に興味があるんだと信じて書きます
(長くなるので興味が無い方は読み飛ばして下さい)
「マイナスリフト」という言葉のせいで、イメージしづらくなってるんだと思うよ
以前述べたように、細かい積み重ねで優れた空力特性は得られます
「セダン」「クーペ」などの曖昧な大まかな形状を例にとっては説明しにくいのも事実だよ
それとLFAは「空力性能が悪い」ではなく、
トヨタがLFAへ「それほど重視してない、高みを目指していない」が妥当な評価でしょう
チビハネなんてのはオマケで、例のラインだけでもそう判断できます
ボディ前面から上面にかけての縦の凹ラインというのは、かなり扱いが難しいものなんだ
LFAの写真や、他車のプラモデルなどでもいいから手に取り、
前面から強い風や、水流が押し当たるのをイメージしてください
空気の流れを無理なく整流し、なるべく速い流速で後ろに抜いていくのが基本、理想です
LFAの場合は、リヤラジエターを採用してるのにも関わらず、Fに開口部が多すぎます
ボンネット後端中央付近に
アウトレットダクト(空気を抜く穴、以下OD)がありますが小振りです
入ってくる空気は多いのに、出て行く場所が無い、足りないというのはリフトにもつながります
当然冷却性能も多くを期待できません(フロントは特に重要です)
Fタイヤ後部にODがあればサイドから排出することも可能ですが、LFAにはありません
上部にも抜けず、サイドからも逃がせない、所謂「糞詰まり」状態です
そこに例の凹で形成されたキャラクターラインも加わります
あの位置では、前面に当たった空気の壁をサイドに逃がしにくくし
空気を受け流すのではなく、激突し空気が乱れたまま
仕方なく抵抗を受けつつ上部に持ちあげ、そこから後ろに押しやる形になります
街中などで見かける、通称ドリ車(笑)などで、ボンネット後端が持ち上がってる車がいますが
あれはぶつけて"チリ"が合わなくなったのではなく
ヒンジなどにワッシャーなどを噛まし、隙間を作る事でエンジンの熱を逃がす工夫です
見た目は美しくありませんが、安価で効果的です
空力的な見方をすれば、ボンネットの傾斜角も変わるので若干ですがダウンフォースも増します
マークU(苦笑)など4ドアでは、サイドから見て屋根が高いのを低く見せる視覚効果もあるようです
自動車、特にスーパーカーの世界では、サイドにサメのエラのようなODが見られるのも
ちゃんと効果を発揮する実用品であって、装飾品ではないのです(実用品+外見上の利点)
LFAはフロントだけを見ても「あちゃーw」が目立ち、
後ろに目も持っていけば、ドアノブ後ろのインテーク(以下ID)サイドステップ後端にIDと
さらに抵抗が増える仕組みです
最後部のコタツ(網で覆われた開口部)に関しては、見た目は悪いですが効果的だと思います
Fの問題は別としても、あれぐらい開けてないとリヤラジエターには辛いでしょう
色々とダメな部分が目に付くLFAですが、
通常ではイジれない、イジる必要が少ないフェラーリなどの他社と比べて
改良のし甲斐、その余地、改良後の効果が体感できそうな面白い素材だといえます