>>86 カウンターギアによってインプットシャフトとアウトプットシャフトを同軸線上にレイアウトでき
縦長の美しい筒状のミッションケースに仕上げることができ、それは剛性や軽量化にも貢献し、
ねじれ力やプロペラシャフトからの衝撃を吸収し、センターデフ機構を保護し
反力をミッションケースに分散し、共振点をさけ振動を低減し、うなり音などの低減にも
貢献しているのではなかろうか。
また将来における新たな機構の組み込みの自由度も大きい。
カウンターギアで増速すればトルクベクタリング機構への対応も可能だし、
ハイブリッドモータユニット搭載の自由度も高い。
しかも縦長のミッションは衝突時にキャビンへの侵入の恐れが少なく、エンジンとともに
フロア下に落とすことが可能だ。
これも世界中が認めたスバルの衝突安全性の高さの理由のひとつであろう。