1g=100kmの低燃費 GMハイブリッド車「ボルト」

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140名無しさん@そうだドライブへ行こう
GMボルタの正しい理解

(1) 種別は「レンジエクステンダーEV」で、ハイブリッド車に非ず

 ・基本的に、EVとして使用することを想定したクルマである
 ・国土交通省によると、日本では一走行の 97.7% が50km以下の走行であり、ボルタは日常でほぼEVとして機能する。
  http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-data/data_shu.html 表2-7に「トリップ長分布の推移(乗用車類)
 ・充電インフラが乏しい現状において、既存のガソリンインフラで走行距離を拡大できる(レンジエクステンド)こそ、純EVに対する価値。
  たまには遠出に行きたいという欲求(自動車を所有する意味の一部)に応え、エネルギー切れの不安も既存のガソリン車と変わらない。
 ・上記より、特定状況で燃費が○km/L という話はオマケ程度の価値しかなく、基本はEVという概念を殺ぐものである。

(2) ボルタが実走行で使用するバッテリー容量は 8kWh (8.8kWh)

 ・ボルタは最大容量 16kWhのバッテリーを搭載しているが、長寿命化のために使用する容量範囲を 30〜80% に制限している。
 ・上記の結果、実際の走行で使用する容量は 8kWh 程度(実際には8800Whであるらしい) であり、この容量での走行距離が 64km である。
 ・容量を 8800Wh 程度しか使用しないため、米国の家庭において 120V/12A という電源で 8時間程度で充電が完了する (240V/15Aなら3時間)
141名無しさん@そうだドライブへ行こう:2009/08/16(日) 03:01:31 ID:+CxWm4rP0
(3) 他社の純EVのバッテリー容量と考察

 ・三菱アイミーブは、実走行で使用するバッテリー容量を 16kWh として公表している。
  GMボルタと同様の理由で容量の 30〜80% しか使用せずに上記の容量を稼ぐため、車両には 32kWh 分のバッテリーを搭載している。
  GMボルタに対し小型でかつエンジンを搭載しないため、 ボルタの2倍よりは長い航続距離を稼いでいる。
  (1)の「97.7% が50km以下」を前提にすれば、もっと少ないバッテリー搭載量もあり得ただろう。帯に短し襷に長し、の感がある。

 ・日産リーフのバッテリー容量 24kWh が何を指すのか、現時点では確証を得られていない。
  しかし航続距離から察するに、三菱アイミーブと同様に走行で使用するバッテリー容量を指していると思われる。
  その場合、ボルタに対する実容量は約 2.7倍であり、その重量やモードの違いも考えると 160km という値も妥当であろう。
  30〜80% を超える範囲での運用を想定しても、バッテリーの容量はアイミーブより大きくなることは必至であり、その高コストと
  寿命の問題に対応するために、バッテリーをリース式にしたと思われる。