http://publish.carsensorlab.net/testdrive/_7276.html このパノラミックガラスルーフ、実は開発当初の案には無かったそうだ。
開発途中で、もっと販売時のセールスポイントになるようなものはないかと大雲氏が考えたという。
案を出した当初は、各部署からスバルらしくないと猛反対にあった。
しかし、パノラミックガラスルーフに反対していた当の実験チームがある日、
「乗ってみろ」と、プラットフォームを改良して、車の上に砂袋と鉄板を載せた試作車を
大雲氏に用意してきた。
その試作車は、サスペンションを硬くしてロールを抑える(ごまかす?)ことなく、
スバルらしいしなやかな乗り心地を実現しており、
大雲氏は、ガラスルーフ装着車が作れると確信した。
う〜ん、いいハナシだな。。。
こういう名車には物語性が必ずあるんだよなあ。
すばらしい。エクシーガはまさにプレミアムカーだ。
スバルのFF技術は実はすごい。
スバルは前輪駆動車に必要不可欠なダブルオフセット・ジョイント(DOJ)を開発・採用した
まさにパイオニアなのだ。
世界で初めて「ダブルオフセット・ジョイント(DOJ)」を採用したのは
「スバル1000(富士重工)」
スバルのシンメトリカルAWDの基礎になっているのは優れた縦置き水平対向エンジン
+前輪駆動の技術なのです。
スバル1000の開発にかかわっていた「富士重工群馬製作所技術部長・百瀬晋六」氏と
「同設計課長・小口芳門」氏は国内のベアリングメーカー各社に問い合わせをしましたが
難色を示され、4社目となった「東洋ベアリング(現在のNTN)」とようやく交渉がまとまります。
東洋ベアリングと技術提携のあるイギリスのバーフィールド社でエンジニアをしていた
「ウイリアム・J・カール」氏が「バーフィールド型等速ジョイント」を発展させたものとして
考案した「ダブルオフセット・ジョイント(DOJ)」を富士重工と東洋ベアリング(現在のNTN)
のエンジニアたちが実用化することに成功し製品とすることができました。
富士重工のスバル1000は、ホイール(タイヤ)側に「バーフィールド型等速ジョイント」、
デファレンシャル・ギア側に「ダブルオフセット・ジョイント(DOJ)」を採用するという
先進的なメカニズムを搭載し、1966年に発売されました。
「ダブルオフセット・ジョイント(DOJ)」は、タイヤの上下動にともなう
ドライブシャフトの有効長の変化を、ジョイント内のボールベアリングが伸縮方向にスライド(
約15mm)して吸収してしまうという画期的なものです。
のちに東洋ベアリングは「ダブルオフセット・ジョイント(DOJ)」の国内生産に成功し、
富士重工以外のメーカーにも納入を始めます。そしてNTN(東洋ベアリング)は等速ジョイントを
1964年12月に生産開始して以来、1997年6月には国内生産累計2億本を達成し、
現在では欧米でも生産をするほどになっています。
http://www.gijyutu.com/ooki/bunkai/bc5/drive-shaft/drive-shaft.htm 高度なスバルのFF技術があってこそWRCでチャンピオンを獲得している
シンメトリカルAWDシステムが成立しているのです。