嫌がらせメール、12分で210回 自動車販売会社の新人負傷
三重県の自動車販売会社「ネッツトヨタノヴェル三重」の店長(33)が新入社員(23)に
繰り返し暴力を振るっていた問題で、新入社員に骨を折るけがを負わせた日に、店長ら
2人が携帯電話から12分間に210回のメールを新入社員の携帯電話に送っていたこと
が分かった。受信メールが残っており、津地裁で16日に開かれた労働審判で、店長は
「悪ふざけで送った」と事実を認めた。
関係者によると、メールが送られたのは、店側から新入社員が「民家を100軒訪問して
くるように」と言われた6月20日。新入社員が戸別訪問している最中の午後1時25分か
ら同37分までに、店長から「助かったわ。」のメールが102回、同僚から「ありがとう!」
のメールが108回送られた。
さらに、新入社員の歓迎会が開かれて未明になった同23日には午前零時50分から同
2時8分までに店長と部下ら4人が計104回のメールを新入社員に送信していた。何も
書いていないか、意味のない写真が添付されていた。店長は「彼が寝てしまったので、起
こすためだった」と話しているという。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008091802000060.html