【スズキ】エスクード14【初代・2代目・3代目】

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788名無しさん@そうだドライブへ行こう
それから、圧雪までならボロを出さないエスクードの自称フルタイム
4駆は、アイスバーンやミラーバーンではプッシングアンダーの嵐。
とにかくフロントが頭をインに引き込もうとする動きが無いので、常に
頭はズリズリ直進を続けようとする。
アクセルで曲げようとすると、カム式LSDが働くのは良いけれど、4輪
ドリフトアウトの挙動を示すのは新雪路と同じ。

これが、4H LOCKだとグッと扱い易くなり、プッシングアンダーが出る
前にフロントをインに引き込む動きとなり、一応はフルタイム4駆らしい
挙動となる。
ステアリングにも確かな手応えがあり、フワフワゆらゆらすることも無い
し、駆動配分が途中で激変することによる扱い難さも無い。
更にはESPも4H LOCKに対しては絶妙のコントロールを見せる。
但し、アンダーステア制御を介入させた場合の長い長いスロットルバルブ
のタイムラグはどうにもならないのでアンダーを出さない運転を求められ
るが、それは4H LOCKの場合は4Hでのクソ挙動が嘘のように素直なので、
さほど難しくはない。
むしろ簡単。
センターデフをロックしていることにより、コーナリングにスムーズさを
欠くように感じられることも無いことも無いが、エスクードで冬の市街地
を走るには4H LOCK以外に選択肢は無い。

また、何れにしてもエスクードがアイスバーンやミラーバーンでのコーナ
リングに弱点を抱えるのは如何ともし難く、これはフルタイム4駆云々の
問題ではなく、サスペンションのセッティングや前後重量配分による、
挙動の不安定さに起因するものである。
突っ張った足で氷の上をツーっと行ったりクルクル。
アイススケートをやっている車をイメージしておけば間違いない。