【Honda】New Civic TypeR Lap6【FD2】

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110名無しさん@そうだドライブへ行こう
速さを求めると、ガチガチの剛性、重い車体、長いホイールベースで、安定感は増す。
しかし一方で、街中で普通に走るにはつまらない車になる。
せっかくのスポーツカーらしい楽しさも街中では楽しめなくなってしまう。
オンザレール。安定感。
限界の高い車に乗ると、それを感じるが、本当の車の楽しさは限界を超えるギリギリの領域にある。
ハンドルを後一ミリ廻せば、アクセルを後一ミリ踏み込めば飛ぶ。
そのギリギリの領域がスポーツカーの醍醐味だ。
ファミリーカーや高級車には無い世界だ。
しかし、限界を高くすると、街中ではその領域は封印されることになる。
GT-Rやランエボなど、いろいろ速さ自慢の車もあるが、それらを限界で走らせたとき、
スピードメーターは時速何キロを指しているのだろうか。
そして猛スピードで走るギリギリの状態の時、小さな轍にタイヤを取られた時の、命のリスクはどれほどのものだろうか。

新幹線は、速く安定して走行するが、乗っていて楽しいものではない。
客席で茶をすすりながら弁当を食って富士山を眺めていられる。
ジェットコースターは新幹線より遥かに遅いのに、スリルと楽しさがある。
オープンは、スピード感をグンと上昇させる。
ジェットコースターに乗りながら、茶をすすり弁当を食べながら富士山を眺めるゆとりのある人は少ない。
オープンスポーツは言うなれば、レールが無くハンドルがついたジェットコースターだ。

高速でも安定している新幹線のようなGT-Rやランエボのような車もいいだろう。
しかし、そうした車を楽しむには、性能向上に合わせて、交通法規の速度制限も向上する必要がある。
制限速度が昔から時速40とか50ばかりなのに、車の性能ばかり上がってどうするのだろうか。
限界をいたずらに高くせず、人間のスピード感覚に合わせたFRのオープンスポーツカーの方が遥かに
車の限界と対話できる。だからそうした車は比較上遅いのに、スポーツカーの名車と呼ばれる。
逆にどんなに速くても、後部座席で車の重さのバランスが悪いFFファミリーカーはスポーツカーとすら呼ばれない。