トヨタ自動車が08年秋をめどに、全長3メートルを切る超小型車を日本と欧州で発売する方針が23日、
明らかになった。軽自動車よりも小さいトヨタ最小サイズだが、大人3人と子供1人が十分乗れる。
欧州で強化される新環境規制も視野に、ガソリン車では最高の燃費性能を持つ戦略車と位置づけ、
小型車の人気が高い両市場を掘り起こす「起爆剤」にしたい考えだ。
27日からの東京モーターショーで一般公開されるコンセプト車「iQコンセプト」(全長2.98メートル、
幅1.68メートル、高さ1.48メートル)をベースに08年10〜12月ごろの市販化を予定している。
タイヤを車両の四隅ぎりぎりに置くなどし、居住性を確保。小回りが利くなど、渋滞が多い都市圏での
使い勝手のよさをアピールする。前輪駆動で、国内はガソリンエンジンは1リットルと1.3リットルの2種類。
価格は小型車「ヴィッツ」並みの120万〜150万円で、月販3500台を計画する。
欧州では09年から、走行距離1キロあたりの二酸化炭素排出量をメーカー平均で140グラム以下に
抑える環境規制が日本車メーカーに課される。欧州の調査会社によると、トヨタの05年の排出量は
163グラム。プリウス並みの排出量100グラム程度となる超小型車投入で、規制達成を目指す考えだ。
朝日新聞
http://www.asahi.com/business/update/1023/NGY200710230014.html
富士重工業は水平対向クリーンディーゼルエンジン(DE)を次期「レガシィ」に
搭載し、2010年に日本市場へ投入する。高トルクを生かした加速感や水平対向型の
利点である静粛性、一度の給油で航続距離が1千キロメートルに達する経済性などを
武器に、スバル車の新たなスポーツイメージを打ち出す。レガシィを皮切りに、
軽自動車を除く全車種にクリーンDE仕様を設定する方針。日産自動車、ホンダに
続き富士重がDE車の投入に動くことで、低迷する国内需要の喚起が期待されている。
富士重は、排気量2リットル級の水平対向ターボDEを開発中。まず08年初頭に
欧州で搭載車を発売する方針を発表している。併せて日米の排ガス規制を
にらんだ適合開発も行っており、09年に米国、10年に日本へ相次いで投入する。
それぞれガソリンエンジン車の投入後に追加設定する。
ソースは
http://www.njd.jp/main/20071012-005.html