http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/05/14/20060514000004.html ウォンに対する円相場が円高に転じ、円建て融資を受けている企業に緊張が走っている。
円建て融資は今年に入り、円安ウォン高の後押しで急速に増加した。
しかし、最近の為替相場の急変で負債が急速に拡大する恐れが生じている。
国民(クンミン)銀行、ウリ銀行、企業(キオプ)銀行、外換(ウェファン)銀行の4行の
円建て融資総額は先月末現在で6890億円となり、昨年末に比べ約1077億円増加した。
円建て資金は主に企業の施設・運転資金として運用されているが、一部で不動産投機などの
ために便宜上、円建てで融資を受けている例もあり、全体の額を押し上げているとの指摘がある。
新韓(シンハン)銀行のキム・ウンジョン財テクチーム長は「円建て融資の金利は2%と安く、
今年に入ってウォン高が急速に進んだため、大人気となった」とし、「しかし今度は円高に転じて
おり、金利メリットより為替リスクのほうが大きい」と話した。
仮に円相場が800ウォンの時点で1250万円(1億ウォン)の融資を受け、円が850ウォンに上昇した
状態で返済する場合、元金だけで625万ウォン(約74万円)増えることになる。
先月中旬には100円=800ウォンまでウォン高円安が進んでいたが、11日現在は841ウォン台まで円が
買い戻されている。
ドル安基調に加え日本経済が本格的な回復局面に入ったことで、円の価値が上昇しているためだ。
LG経済研究院のシン・ミンギョン博士は「ウォンに対する円相場はすでに上昇傾向にある」とし、
「今後米国の金利引き上げが一段落し、日本の金利が上昇すれば、ウォン安円高が本格化する可能性
がある」と話した。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/05/14/20060514000002.html 米国訪問中の在韓米国商工会議所(AMCHAM)幹部らは11日、米国政府が韓米両国のFTA(自由貿易協定)締結に向け、
積極的な姿勢を見せていることを明らかにした。
AMCHAM幹部らはこの日、ニューヨークの「コリア・ソサイエティー」で行われた韓米両国のFTA説明会の席で
「ワシントンでホワイトハウス、米国商務部、貿易代表部(USTR)、国務部、国会の当局者を訪ねた」とし、
米国側の様子について伝えた。
説明会に出席した韓米パートナーシップ財団のジェフリー・ジョーンズ会長は「韓国政府が金融・製薬などの
分野での争点に関して、内部的な問題の解決に向けた強い意思を持っている様子を伝えたところ、米国の当局者
らは『本当にそうなのか?ならばやってみようじゃないか』と、積極姿勢を見せた」と語った。
AMCHAMは韓国人の米国入国ビザの免除と関連し、ビザが免除されれば観光や教育目的で米国に入国する韓国人が
増え、米国は年間15億20億ドル(約1650億円2200億6000万円)の追加収入を得られることを米国当局者に伝えた。
AMCHAMはビザ免除措置が早ければ来年中にも実現するだろうとの見方を示した。