【ソウル12日聯合】
円に対するウォン安が進み、対日輸入企業や円建てで借り入れした企業、個人事業者に損失が出始めている。
韓国銀行が12日に明らかにしたところによると、11日の為替相場は100円=841.22ウォンで取り引きを終え、
1月24日から4カ月ぶりに840ウォン台まで上昇した。
先月21日の806.56ウォンと比べると12営業日で34.66ウォン高騰したことになる。
上昇率は4.3%程度と、ウォン建て借り入れと円建て借り入れの金利差2〜4%を上回っている。
このため、先月以降、円建てで借り入れした企業の相当数が損失を被った。
国民、企業、新韓、ウリィ、外換銀行の5行で、先月末の円建て借り入れ規模は8551億円を記録、
1カ月で333億円増加した。昨年末の7834億円と比べると15.8%増えた。
国民銀行の場合は1年間で4倍に増えている。
各行は、円建て借り入れ企業の損失の可能性が拡大していることから、円の上昇に伴うリスクを警告し始めた。
銀行関係者によると、年末には875ウォンまで上がるという外国投資銀行の見通しを知らせるなど、
取引先の損失を減らすことに各行が注意を向けている。
外資系銀行のある関係者は、国内の需給と日本の金利政策の変化などで円高が進む可能性があるとして、
金融当局は日本から部品を輸入する企業の早期決済を誘導し、
円建て借り入れのリスクを確実に警告する必要があると指摘した。
ソース 聯合ニュース
http://japanese.yna.co.kr/service/article_view.asp?News_id=482006051106900