((( ;゚Д゚))ガク【驚愕のトヨタ関連犯罪】ブル7犯目
タイヤ脱落は整備手順の無視…送検 2005年7月17日(日)
今年4月、宮城県仙台市内で走行中のトラックからタイヤが脱落し、これに
直撃された歩行者が重軽傷を負った事故について、宮城県警は14日、このト
ラックの整備を行っていた整備士2人を業務上過失傷害容疑で近く書類送検す
ることを決めた。
県警はトラックの整備不良が事故の主原因となったと認定した。トラックは
事故前日までトヨタ系ディーラーで整備を行っており、送検されたのはこの
ディーラーに勤務する整備士2人。
宮城県警・仙台北署によると、問題の事故が起きたのは4月5日の午前8時25分
ごろ。
仙台市青葉区貝ケ森4丁目付近の市道を走行していた普通トラックから左側後
輪タイヤ2本(ダブルタイヤ構造)が脱落。そのまま対向車線を横切り、道路
右側の歩道を歩いていた女性2人を直撃した。
この事故で最初にタイヤの直撃を受けた女性が胸の骨を折ったほか、肝臓が
破裂するなどして重体。路面で弾かれたタイヤに当たった別の1人が転倒し、
打撲などの軽傷を負っている。
脱落はハブへ固定するボルトの破断ではなく、車軸ごと抜け落ちるという特
異な状態で発生しているが、事故を起こしたトラックは前日まで同区内のト
ヨタ系のディーラーで車検を受けており、この際には冬用のタイヤから夏用
タイヤへの交換も行われている。
車軸やハブなどの状態についても、車検の際にチェックを受けたと考えるの
が適当であることから、警察では実際に検査を担当した整備員などから事情
聴取を行った。
この事情聴取に対し、ディーラー側は「車検はマニュアルに従う形で実施し
ており、部品の劣化についても可能なかぎり点検している」などと回答して
いるという。
だが、警察が精査したところ、実際には社内規定に沿った手順での整備が進
められておらず、脱落が起きた左後輪部のベアリングを固定するボルトの締
め付け量が足りない状態となっていた。
さらに検査担当の整備士もこれを看過し、結果としてタイヤの固定が不十分
なまま引き渡された。荷台に荷物が積載されたことでバランスを欠き、タイ
ヤ脱落に至る負荷が掛かったものとみられる。
このため、警察では2人の整備士についてもその責任は重いと判断。トラック
を運転していた23歳の男と同様、業務上過失傷害容疑での書類送検を決めた。