■三菱自動車「隠語」辞典 改訂版
10分間対応 :
旧運輸省の抜き打ち監査を想定し、10分間で秘密文書の隠匿などを済ませる作業を示す言葉。
品質保証部門で分担して入り口で監査官を待たせて時間稼ぎを行い、その間に秘密文書を
更衣室などに移動することや、コンピューターの出力レベルをダウンさせたり、販売会社との
回線切断などを行うこと。マニュアルまで作成し社内訓練を行っていた。
Hルーム :
前述の「10分間対応」で秘密文書を隠す部屋を隠語で呼んでいた。
「H」は秘匿の頭文字。主に秘密文書は更衣室に隠匿された。
輪切り事故 :
ハブ欠陥ついて、タイヤが脱落することから、「輪切り」という隠語を当てていた。
サバ折れ :
クラッチ欠陥について、変速機とドライブシャフトが「V」字形に2つに折れ路面に落ちる様子から、
相撲の決まり手をもじってサバ折れと呼んでいた。品質保証部門内では“最高機密”とされていた。
赤チン災害 :
欠陥を原因としながらも通院の必要がない軽傷の事故を指す言葉。
官辺介入 :
警察や消防、運輸当局の動きについて「官辺介入」といった隠語を使っていた。
ストーリー作成 :
当局向けの形だけの議事録作り。三菱自動車ではは70年代から販売会社からの商品情報連絡書を、
運輸省への開示(P)情報と秘匿(H)情報に分けて二重管理し、情報の7〜8割をHとしていた。
「重大事故に直結する可能性が大。(だから)リコールすると会社の不名誉で存続にかかわる」
「しばらくすれば、お客さんは事件のことを忘れてしまう。平気ですよ」
「重大事故が起きたら対処しようと思っていた」
「事の重大さを明らかにしないことが、会社のためになると考えた」
「我々は40件以上のリコール届け出作業を同時並行で進めている。これは世界のどのメーカーも直面したことのない、極めて忙しい事態だ」
「北米で品質問題が起こった場合は即座に対応している。日本のようにリスクが顕在化することはない」
「当時、欠陥を放置していたわけではなく、社長として危険を回避するためにやるべきことをやった」
「改修はユーザーから求められたので実施した。保安基準は満たしており、これが欠陥だったとは考えていない」
「トラックのハブやクラッチハウジングの不具合は三菱ふそうの問題ですので当社はコメントできません」
「隠したのではなく、報告が遅れただけだ」
弊社に係わる一連の刑事裁判について
三菱自動車工業株式会社ならびに三菱ふそうトラック・バス株式会社のリコールに係わる一連の事態につきまして、多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。
また、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族の方々に衷心より重ねてお詫び申し上げます。
三菱ふそう大型トラックの欠陥に起因した2件の死亡事故について、3件の裁判が続いております。
@ 横浜市の母子死傷事故に関して国に虚偽の報告をしたとされる道路運送車両法違反容疑
A この事故をめぐる業務上過失致死傷容疑
B 山口県の死亡事故に関する業務上過失致死容疑
このうち法人としての弊社が起訴されているのは、@の道路運送車両法違反容疑です。
2004年9月1日、本件を審理する横浜簡易裁判所での初公判において、弊社は、他の被告人である弊社元役員3名の罪状認否に先んじて、他の被告人の陳述と同趣旨であるとの罪状認否を行いました。
弊社にお寄せいただいているお客様のご意見の中には、弊社が企業としての社会的責任を果たすことを約束している以上、起訴事実を認めるべきであったとのご指摘を頂いており、
ご趣旨は十分理解しております。三菱ふそうトラック・バスも大型トラックのハブ強度が不十分だったことを認め、ご遺族に謝罪いたしました。ただ、この裁判ではハブの強度不足により
起きた死亡事故の責任が問われているのではなく、あくまで2002年2月1日に国土交通省に虚偽の報告がなされたかどうかが問われているものであることを理解頂きたいと考えます
また、弊社は、両罰規定により起訴されており、同規定は、個人被告人の行為が有罪である場合には弊社も有罪になり、個人被告人の行為が無罪である場合は弊社も無罪になると
いう規定であるため、弊社としては、個人被告人の有罪・無罪から離れて、独自に有罪・無罪の陳述をすることができない状況にありました。罪状認否を留保したり拒否したりするという
選択もあり得ますが、それでは裁判手続の円滑な進行に支障があるのではないかと考え、弊社としては、他の被告人と同趣旨であると陳述することと致しました。前述の通り、弊社として
本来的な意味での有罪・無罪の罪状認否が出来ない両罰規定によって起訴されているという弊社の立場を、何卒ご理解頂きたく、お願い申し上げます。
もちろん、今後とも、全力を傾けて社会的責任を果たしていくという弊社の覚悟はいささかも変わるものではありません。
また、Aの業務上過失致死傷容疑およびBの業務上過失致死容疑における元社長、元役員・幹部社員の起訴事実否認についても、弊社として個人の意思決定に関与できるものではありません。
弊社としましては、元社長が起訴されているという事実を厳粛に受け止めております。しかしながら、本件が司法の場に提起された以上、公判での審理を通じてその事実関係が明らかになるのを
待つ以外に選択肢はありません。今後の公判の推移をよく見守っていきたいと考えております。
本公判の動向に関わらず、弊社はリコール隠しが痛ましい事故につながったことについては、企業としての社会的責任を痛感しております。この責任をまっとうするために、弊社は、ご遺族の方々
に対して、今後も誠意ある対応をしてまいります。また弊社が一連のリコール問題への反省と謝罪、再発防止についてこれまで表明してきた考え方を変えるものではありません。
弊社は、目下、実施している市場措置を鋭意促進すると同時に、社外弁護士団による『2000年当時リコール調査の問題点』の調査を進め、厳正な対処を行うことで、再発の防止と企業体質の変革
を行うとともに、道路交通の安全確保に努めてまいります。
<3つの裁判の概要>
事故 部品 起訴事実/初公判 対象
@ 横浜市の母子死傷事故 ハブ 道路運送車両法違反容疑 (虚偽報告) 法人、個人(3名)
(2002年1月)
初公判 9月1日
A 横浜市の母子死傷事故 ハブ 業務上過失致死傷容疑 個人(2名)
(2002年1月)
初公判 9月30日
B 山口県の死亡事故 クラッチハウジング 業務上過失致死容疑 個人(4名)
(2002年10月)
初公判 10月6日
2004年10月12日
三菱自動車工業株式会社
いま迄の三菱自動車の正体をご報告させて下さい。
「す〜ぐ隠蔽しちゃう自動車メーカー」です。
法を守らない。企業倫理を守らない。こんな企業や社員ですので、
自動車をつくる資格はないです。全くない。
まず何より、この考え方は、社内に徹底できてます。
とにかく「危険な自動車メーカー」です。
そのために「H=秘匿、2重紙袋」で隠蔽管理に改めました。
もう二度と隠蔽発覚が繰り返されないために、
多くの人間の目でチェックをする新しい隠蔽訓練も致しました。
三菱自動車は、隠蔽発覚防止と責任転嫁に、とにかく必死で取り組みます。
そういうクルマづくりを続けることで、これからは
もう三度と隠蔽が発覚しない自動車会社を目指します。
「お客様に責任を転嫁しちゃう自動車メーカー」です。
厳しいご意見や苦情こそ、握りつぶします。安全に対する不安の声や不具合に
関するお問い合わせは、経営トップ、開発部門、製造部門、販売部門の
すべてに伝わってたんですけど、握りつぶしちゃってました。
418 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2005/10/02(日) 14:18:59 ID:TfDKvaKB0
419 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2005/10/02(日) 14:19:34 ID:TfDKvaKB0