【SKIP】新型アルトPart2【らくらく】

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113名無しさん@そうだドライブへ行こう
■4.『両角氏が斬る!』
Vol.76 スズキツインに乗ってきました!
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スズキが発売した2座席の軽乗用車、ツインに乗ってきました。
そこで感じたこと、考えたことを一席。

商品企画の基本発想、そして出すタイミングとしてはGOOD。これまでの軽が、
外形寸法とエンジン排気量の枠の中で、できるだけ大きく、普通車に負けない
ものを、と作ってきたのに対して、「日本の、最もベーシックな足」として、
もっとコンパクトで安いモノを送り出す。生活や仕事の中では、そのほうがい
い、という人、そして状況はかなりあるはず。私は以前からそう考えていたし、
あるデザイナーとそんな構想を描いてみたこともあったっけ…。
114名無しさん@そうだドライブへ行こう:04/11/27 22:00:38 ID:SKAwdwNU
だから、スズキの人々が考えたことはよくわかる。
でも「いま手持ちの材料を使って、サイズと値段だけ縮小しよう」というのは無
茶な話だろう。アルトからワゴンRまで、もう2世代にわたって使い続けているふ
つうの軽のプラットホーム(基本骨格)。つまりもともとこういう料理には向いて
いない、しかもかなり保存期間が長かった素材。それを床の中間部分、ちょうど
人間の足元のあたりでバッサリとカット、前後を縮めただけ。その結果、リアサ
スペンションの車体側取付部が異様に前に来ている。これではクルマの運動の基
本原則が崩れてしまう。実際、車体が揺れ方も変でリアが細かく上下動しすぎ
る。舵を切った時の向きの変え方や、その時に車体が傾く(ロール)動きもバラン
スが悪く、無理がきかない。この点、スマートと同工異曲。
115名無しさん@そうだドライブへ行こう:04/11/27 22:03:10 ID:SKAwdwNU
車体骨格を短縮しただけでは、じつは大幅なコストダウンは難しい。そこで内外
装など、かなり節約している。衝突安全性にしても、自損型事故に対しては基準
をクリアしているが、より大きく重いクルマとの衝突、追突などは根本的対策は
なし。これで生活することをシミュレーションしつつ乗ると、いささかチープに
すぎる。

ここはやっぱり、まったく新しい乗り物として、一からつくりあげないと。
1〜2人の乗員を包む、簡素だけれど、十分な能力を持つ移動空間。それをどれだ
けシンプルに、安価につくりあげるか。モノづくりとしては知恵のみせどころ。
そんな「ニッポンのベーシック」を、誰か真剣に考えて、作ってもいい時期だと
思うのだけれど。デザイナーのSさん、もう一度やってみましょうか?